迷走もなにも…
灯油価格が高止まりし、ストーブを使う家庭にとってはこの冬、暖房費がかさみそうです。鳥取市はきょう、昨年に引き続いて生活保護世帯など2700世帯に4000円ずつ灯油費を補助する方針を明らかにしました。すでに日南町も灯油費助成を決めており、ほかの市町村も検討しているようです。
この種の政策では当然、財源もにらみながら対象をはっきりさせるもの。「生活保護世帯」を中心とした、弱者のための支援策であることが明確です。
翻って「迷走」と指摘されている政府の「定額給付金」の制度設計。与党はきょう、所得制限を設けるか否かを市町村の判断にゆだねることを決めました。
国の支援策なのに、大事な判断を市町村に「丸投げ」する姿勢にはあきれます。そもそも支援の対象すら国の責任ではっきり決められない。行政の政策とは、公的なお金をどんな分野、対象に配分するかを打ち出し、成果を挙げるもの。まるで政策といえないようなものを出しておいて「迷走」もなにもありません。(圭)