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スピード判決

 広島市で3年前に起きた女児殺害事件で、殺人などの罪に問われたペルー人の控訴審判決がきのう、広島高裁であり、裁判長は審理を地裁に差し戻しました。一審は来年5月にスタートする裁判員制度のモデルケースといわれ、公判前整理手続きをして集中審理し初公判からわずか50日で無期懲役の判決が出ました。高裁では「供述調書を却下した訴訟手続きは違法」とスピード審理に注文を付ける形となりました。
 裁判員制度では候補者への通知が行われ、いよいよ本番に向けて国民の間でも話題に上り始めました。本紙が読者の広場で募集した「もし裁判員になったら」には多くの投稿が寄せられています。「やらざるを得ない」「裁く責任は重い。避けたい」「拒否する」など賛否両論で、国民論議がまだ煮詰まっていない感がします。
 日本の裁判員制度は有罪か無罪かを決めるだけでなく、有罪なら死刑か無期懲役かなど量刑も決めなければなりません。テレビ桟敷では「この犯人は当然死刑だな」と言っていた一般市民が裁判員に選ばれ、果たして「死刑」判決を言い渡すことができるのか。その重圧に耐えることができるのか。最近、この制度に疑問を抱き始めました。
 国民が裁判に参加することは基本的に必要なことだと思っていますが、究極の選択までしなければならないのでしょうか。投稿の中で「死刑判決に加わったら、被告人の顔が浮かび、一生耐えられません」との言葉が印象的でした。皆さんはどうお考えですか。(醍)

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