政治センス
百年に一度の経済危機といわれ、鳥取県内でも派遣労働者の契約打ち切りが千人近くとなっています。鳥取県や米子市が臨時雇用の方針を打ち出すなど支援の動きも活発になっています。世界的企業の自動車や電機メーカーは業績が悪化すれば、いとも簡単に人のリストラを進め、あたらめて企業の〝非情さ〟を痛感しています。政治・行政によるセーフティーネットをしっかりつくりあげておくことが重要となっています。
それにしても政治的なセンスを疑わざるをえないのが、消費税率アップの問題です。麻生首相は2011年度のアップを明言し、引き上げ時期を明確に示すかどうか論議を呼んでいます。社会保障費の伸びによる消費税引き上げについて、将来的に不可欠であることは異論ありませんが、なぜ今この時期に消費税問題をテーマに挙げるのか。国民を逆なでする論議ではないでしょうか。今はこの雇用不安をどう解消するかに全力を挙げるべきでしょう。(M)