とっとりの祭り
肩車されて高らかに奪った宝木(しんぎ)を掲げるふんどし姿の男性。25日付の本紙に掲載された「樗谿(おうちだに)裸祭り」の写真は、厳寒の中、男たちが激しくぶつかり合うこの祭りの醍醐味(だいごみ)が伝わる写真でした。H記者の力作です。
絵馬で知られる倉吉市の長谷寺にも、「牛玉(ごおう)授け」という江戸時代から続く伝統行事があります。高さ3メートルの梁(はり)の上から「ごおーう、ごおーう」の掛け声とともに落とされる福木を奪い合います。福木を手にすると、樗谿の宝木同様、一年間の福をもたらすとされます。
よく似た伝統行事ということでは、農作物の豊凶を占う「管粥(くだがゆ)神事」が倉吉市生田と大山町逢坂八幡神社に伝わります。裸祭りには、「蛸舞式(たこまいしき)神事」(伯耆町福岡神社)のような奇祭も。
本紙では土・日曜日付で1面に「とっとりの祭」を掲載しています。地域に伝わる祭りや伝統行事を後世に伝えていく。これもわれわれ県民の務めです。(鵜)