布枝さんとしげるさん
境港市出身の漫画家・水木しげるさんの顕彰像が「水木ロード」の一角に設けられました。水木さんの87回目の誕生日の8日、除幕式があります。式には水木さんと妻の布枝さんがそろって出席されると聞き、布枝さんが一年前に出版したエッセー『ゲゲゲの女房』を思い出しました。
布枝さんが夫との半世紀の歩みをつづったこの著作。水木さんが貸本漫画でかろうじて生計を立てていた戦後、出版社に原稿を届けた布枝さんが作品をけなされ、原稿料を約束の半値に値切られ、「生活できない」と必死に食い下がる場面など下積み時代の二人三脚が印象深い本です。
水木さんの漫画や著作には独特の人生観やウィットを感じますが、妻の視線で書かれた『ゲゲゲの女房』もお薦めです。(圭)