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厳粛に不戦の誓い

 大きな衝撃を受けました。戦争の悲惨さをこれほど無言に語りかけてくる展示は初めて。一度訪れてみたいと念願していた鹿児島県の知覧にある知覧特攻平和会館を見学しました。太平洋戦争末期、20歳前後の若者たちが飛行機もろとも肉弾となって敵艦に体当たりした特攻隊員たちの遺影や遺品、資料などが所狭しと並んでいます。
 父母との永遠の別れを記し、日本の平和を願った手紙、出撃直前に子犬とたわむれる隊員の写真など、虚飾も誇張もない歴史のあるがままの姿を示しています。それなのに、強烈に心に響いてくるのです。「こんなむごい歴史を繰り返してはいけない。戦争をしてはいけない、平和を守ろう」―。
 私の周りでもすすり泣いたり、目頭に涙をためたりする人たちがたくさんいました。集団で訪れていた園児たちも、物も言わず静かに巡回しています。展示の重みが幼い心にも響くのでしょう。今も心が締め付けられるようです。(い)

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