空港の検疫態勢
世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザの警戒水準を「4」に引き上げた28日、ソウル便が就航している米子空港で検疫の模様を取材しました。
米子空港から6キロほど離れた神戸税関境税関支署にいったん出向いて、CIQ(税関、出入国、検疫)区域立ち入りの許可申請をしてパスをもらいます。
空港で広島検疫所米子空港出張所の職員に案内され、CIQ区域へ。念のため、取材記者もマスクを付けさせられました。鳥インフルエンザ発生以来、サーモグラフィーによる入国者の体温チェックを実施しているとのことです。通過する人の顔の体温を感知し、38度以上の発熱があればブザーが鳴る仕組みです。
午後2時前、ソウル便が到着。この日から検疫が強化され、検疫官が増員されたほか、入国者全員が健康状態質問票に記入します。10日前までの滞在地や発熱やせきなどの症状があったかなどの問いに答え、サーモグラフィーの前を通って検疫官に質問票を提出します。
この日の入国者46人は全員問題がありませんでした。
仮にサーモグラフィーや質問票で要チェックの人がいれば、検疫ブースの健康相談室で詳しく話を聞きます。新型インフルエンザが疑われる場合、契約医師を呼んで診察してもらい、周りの座席にいた乗客も足止めするなど、水際でのウイルス侵入防止に努めるそうです。
普段知る機会のない検疫官の仕事に触れることができました。30日には警戒水準が「5」に引き上げられましたが、「4」と同じ検疫態勢で万全を期すそうです。国民としては、冷静にかつ注意は怠りなく行動することが大事です。(酒)