三朝のジンショの表記は
GWの4日、三朝町伝統の大綱引き「三朝のジンショ」が三朝温泉花湯まつりのメーンイベントとして行われました。今年は3月に国の重要無形民俗文化財に指定されたこともあって、関係者によると「例年以上の人出」ということでした。13日付の本紙の入り込み客数まとめでも、前年より500人増となっています。
大綱を編み上げる前日の「綱からみ」から見ましたが、綱の材料はすべてフジカズラ。これを地区民総出で長さ八十㍍、胴回り1・5㍍、重さ約2㌧にもなる大綱を2本、東と西(雌雄)に分かれて編み上げるのですが、その見事なこと。堅くならないよう、採ってから2週間ほど三徳川に漬けていたそうですが、それでもけっこう堅くて太いカズラをきれいに綱として編み上げていく様には感心しました。
ところで、「ジンショ」という表記ですが、昨年までは「陣所」の文字が広く使われていました。しかし、今年からは「ジンショ」とカタカナに。なぜ?と思い、三朝町の担当記者に調べてもらったところ、実は、ジンショの表記にはこれまで、陣所のほか、「神所」「神緒」、ひらがなで「じんしょう」「じんしょ」などがあったそうです。それぞれ語源の意味は微妙に違ったり、当て字という説もあったり…。そこで、民俗文化の伝承に当たっては根拠、出典がはっきりしない場合はカタカナ表記するのが通例、ということで、国の重要無形民俗文化財に指定されたことを機に、「ジンショ」とカタカナ表記で統一されたそうです。
ちなみに、今年は東が圧勝。昨年に続いて“豊作”が約束されました。(虎)