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3役人事と「副産物」

090601.jpg 鳥取県議会に所属議員17人の最大会派「県議会自民党」が誕生しました。会長は既報通り藤井省三氏(東伯郡)、要の幹事長は伊藤美都夫氏(倉吉市)、そして政調会長に石村祐輔氏(東伯郡)。ここで気付かれた方も多いと思いますが、三役いずれも県中部の県議です。
 会見で藤井会長は「ある意味最強の布陣」と説明。もちろん新会派の要職を中部の県議が占めたのは偶然なんですが、藤井会長は「融和を第一に考えた人選」とも言っています。
 本来は幹事長、政調会長のポストは会長指名です。ただ、藤井氏は自民系2会派が合流する今回は「皆さんの意見を聞いて、この人なら、という人にやってもらうことになる」との考え方を持っていました。伊藤氏もいろいろ考えた末、やはり「融和」を念頭に引き受けられたと思います。
 取材を通して思うところがありました。県中部の県議は昔からバラバラでした。発展しない理由にも挙げられたことがありますが、なぜこうなのかと思います。私自身はそれぞれの県議と付き合いがあり、一方でそうなる理由も分かるため、複雑な心境でもありました。
 ところが今回、藤井氏は「中部はこれを生かさない手はない」とも語っています。つまり、中部の3人が県議会最大会派の主要ポストに就いた、影響力を発揮できる立場にあり、平井県政に対してもだ、その中で一致団結していったらすごいことができるのでないか、ということです。
 もちろん県全体のことを考えるのですが、中部にとっても一つのチャンスととらえています。そのためには、水に流すこともあるし、腹の中に飲み込むこともある、ということでしょう。会長になるとえらい心が広くなるなと思いながらも、「東郷池に屋形舟を浮かべて3人で酒を酌み交わしたら」と提案しておきました。
 これから倉吉駅北の整備が本格的に始まります。斎場をどうするのか。中部の経済が大変な状況の中で、雇用をどう確保するか。倉吉市と東伯郡はうまく連携できているのか。話す材料は山ほどあります。
 どうせなら、中部の他の4県議、前職の杉根修氏らも含め、一緒になって汗を流していく。そういう形ができればと思います。選挙は選挙、まとまることも大切です。
 かつては花本美雄氏(故人)のような傑出した人物がいて、リーダーシップを発揮していました。強引なところもありましたが、みんな従っていました。しかし、その後は人間関係が前面に出て、一つのことをやろうにも歯車がかみ合っていなかったのが実情です。
 今回の人事を「吉」とするか。「融和」を考えた、藤井会長のリーダーシップと伊藤幹事長の調整力に期待しています。(鵜)
 

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