地域の伝統を守る
「ヨーイヤサッサ、ヨイサッサ」。威勢のよい掛け声と共に、伝説の竜に見立てた菖蒲綱(全長約15㍍、直径約20㌢)を作る伝統行事が、兵庫県香美町村岡区内の和田集落でありました。
今年は30~50代の若い世代が、行事の流れや綱作りを熟知する数少ない70代の先輩から事細かに指導を受けていました。一説には江戸時代から続く技を正しく継承していこうという初の取り組み。竜の頭や芯の作り方を質問したり、デジカメで作業の様子を記録するなど若い世代の熱意を感じました。
このような伝統行事に若手の参加者は減る傾向で、その流れに任せて放置したままだと、正統な技の継承が困難になるばかりか、親睦を兼ねた行事自体が消滅してしまう可能性もあります。次を担う世代から声を上げ、早めに手を打ってほしいですね。(雲)