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東山でJリーグ

 JFLのガイナーレ鳥取はシーズン折り返し地点を迎えて現在2位。来季J2昇格へ好位置につける中、「米子でJリーグの試合が見たい」と、商議所青年部などで作る県西部青経連が市営東山陸上競技場の施設改修を求める署名活動を始めました。
 東山陸上競技場がJリーグの使用施設の基準を満たしていないため、昇格してもガイナーレの勇姿が米子では見られなくなるためです。長年ホームタウンとして同競技場に足を運び、応援してきた県西部のファンからすれば、「糟糠(そうこう)の妻」の思いではないでしょうか。
 財政難の米子市が施設改修に動き出すとはとても思えません。ただ、Jリーグも地域振興という理想を掲げるなら、地方の自治体が財政難にあえぎ、さらにいえばサッカー人気の陰りも指摘される折、ホームタウンに高いハードルを課すのはどうかと思います。施設だけのために、これまで地域で培ってきた〝サッカー文化〟の素地が失われてしまうのでは本末転倒です。
 東山陸上競技場のあるスポーツ公園は、野球場やテニスコート、体育館、プールがそろい、近くにはJRの駅もあり、Jリーグの百年構想にある理想のスタジアムのイラストをほうふつとさせます。今は無理でも、施設の老朽化でいずれ改修時期が訪れる。そこまで県西部からサッカー熱が冷めてしまわないように年に数回でも試合を可能にできないものでしょうか。
 野坂市長は「J2に昇格した際には、市としてもできるだけ試合を誘致したい。あらゆる面から誘致を検討したい」と述べています。ガイナーレが失速しないことを祈りつつ、同市長の熱意と行動に期待したいと思います。(Q)

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