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2009年07月30日

モンゴル日記

 北東アジア地方政府サミットの取材でモンゴル中央県を訪れました。モンゴルの風景とサミットの様子を紹介します。

<サミット会場と牛>

0907301.jpg サミット本会議の会場は、首都ウランバートルから約70キロ、モンゴルの避暑地・テレルジのホテル。周囲は大草原と岩山。見るのは牛、馬、ヤギ。五つ星の立派なホテルですが、敷地入り口まで牛が。歓迎してくれました。私が泊まったのは隣のホテル。格は落ちますが、室内は広い。風呂の湯がもう少し出ればよかったのだが。ウランバートル―テレルジ間の移動はバス。道路中央部分は舗装されていますが、両側はでこぼこで「縦振動」状態。しかし、これが何日か続くと慣れるから不思議。

<モンゴル相撲>
 
0907302.jpg 草原の中で「ミニ・ナーダム」が開かれました。ナーダムはモンゴル最大のお祭りで、モンゴル相撲、草競馬、弓射が繰り広げられます。観光用のミニ・ナーダムでは民族楽器「馬頭琴」や伝統舞踊が楽しめます。ハイライトは、やはりモンゴル相撲。見るからにたくましい若者が次々登場。組んでよし、投げてよし。強じんな肉体と足腰のバネ、素早い動き。朝青龍らモンゴル勢が大相撲で強い理由がよく分かりました。県文化観光局は会場で10月に鳥取市で開催される「日本のまつり」のうちわを配布。喜ばれていました。

<3地域間会談>

0907303.jpg 鳥取県、韓国江原道、ロシア沿海地方の3知事が、定期貨客船支援の協議会設置に合意。平井知事は普段から相手の懐に入り込む人ですが、交渉事も上手。江原道との交流再開交渉でもそうでしたが、冒頭にズバッと自らの思いを伝える。そこからていねいに説明していく。ダリキン知事もこの「平井流」に表情が緩みました。先駆けて行われた2地域間会談は途中から英語での交渉に。平井知事は自治体交流化協会のニューヨーク事務所長をしていただけあって英語もOK。この時ばかりは、もう少し語学を勉強しておけば、と思いました。ただ、知事が何を訴えようとしているのかはよく伝わってきました。

<ゲル>
 
0907304.jpg 草原のあちこちで、ゲルを見ます。写真は珍しい移動式のゲル。泊まったゲルにはベッドが3つ。モンゴルをたびたび訪れる鳥大の先生によると、広い方だと。日中は少し暑いですが、夜は涼しく、よく眠れました。かつて県中部のある町が松林の中にこのゲルを設置していたところ、カビが生えて使えなくなりました。やはり、湿気がなく夏も過ごしやすい、モンゴルの草原にあってこそのゲルです。首都のウランバートル市内でもゲルで生活している人が多いのには驚きました。山の斜面に白いゲルが点々と。日本では山の手が高級住宅地ですが、モンゴルでは低所得層が山の手で生活しているとのこと。半面、街中はマンションの建設ラッシュ。先生は、10年前とは様変わりしたと。10年後のモンゴルの姿はどうなっているのでしょう。(鵜)

2009年07月28日

一足早く梅雨明け

 夏の甲子園出場をかけた高校野球鳥取県大会は、鳥取城北が初優勝を飾りました。昨夏の大会、そして春の甲子園をかけた昨秋の大会はいずれも勝利目前で惜敗。甲子園はするりと指の間から抜け落ちていきました。それだけに、三度目の正直とも言える初優勝は感激ひとしおでしょう。鳥取城北だけ一足早く梅雨明けしました。
 今春のWBCで日本が連覇を飾って以来、野球人気が復活した感があります。今夏は衆院選で落ち着きのない季節になりそうですが、それだけに甲子園の熱闘は多くのファンをひきつけるでしょう。鳥取城北が甲子園でさわやかな風を吹かせてくれることを期待したいですね。
 最後に。鳥取商の見事なプレーも忘れません。最後の2ランはすばらしかった。(閑)

ヘリは何処へ

 いったいどこへ消えたのか、謎は深まるばかりです。米子を飛び立ったヘリコプターが兵庫県豊岡市の但馬空港付近で消息を絶って一週間が過ぎましたが、いまだに機体は見つかっていません。有力な手掛かりもない中、悪天候で難航する捜索は混迷を極めています。
 これまでも「裏山から大きな爆発音を聞いた」(香美町香住区)など具体的な情報提供もあったようですが、発見には至らず。空と陸からこれだけ探して見つからない状況に「海に落ちたのでは」などいろいろな憶測が錯綜しています。
 但馬空港の近くに自宅があります。「もしも住宅街に墜落していたら」と思うとぞっとします。大雨の恐れがある梅雨明け前の不安定な空模様。二次災害ということにならないよう、特に空からの捜索には十分注意を払って、進めてほしいものです。(雲)

2009年07月25日

床屋〝清〟談

 先日、旧知の床屋さんに行った時です。「最近、人の気持ちがわからん」と店主が嘆くのです。はさみを振るいながらの店主の話はこうでした。先日、千葉で女性が殺害されたうえ、次女が連れ去られる事件が発生しました。結局、沖縄で無事に発見されましたが、散髪に来たお客さんが「次女も悪い。逃げるチャンスがあったはずだ」と放言されたそうです。「お客さんだから反論するわけにはいきませんが、この人はなんてひどいことを言うのか。腹がたって仕方ない」と怒りの表情です。「男に監視されてどれだけ恐かったか。そんなことも想像できないんですかねえ」。頭を刈られながら、こちらも鏡に向かってうなずきました。
 犯罪被害者の方の講演などでこうした例をよく聞きます。ある交通事故の被害者の遺族はこう叫んでいました。深夜に飲酒運転の車に突っ込まれ、娘さんを亡くしたのですが「深夜に遊んでいるほうが悪い」という心無い批判を浴びたそうです。
 われわれは想像力が衰えているのかもしれません。競争、合理主義を突き詰め、効率に生きるあまり、人の心を思いやる大事な心を忘れてしまったのかもしれません。床屋さんの憤激はそんな現代の一側面を教えてくれたのでした。(閑)
 

稲とヒエの見分け方は?

 有機栽培で挑戦しているわが家の水田に草がびっしり生えてしまいました。手がつけられないほど、ナギやヒエの姿が元気そうに見え、もう憎らしくて憎らしくて。さあ、どうする…と、途方にくれています。
 ナギはもうあきらめましたが、ヒエは今取っておかないと後が大変と、不承不承田んぼに入りました。でも、稲とヒエがまったく同じに見えてしまって、見分けがつきません。ヒエを抜いているのか、稲を抜いているのか、もう勘頼りのような始末。後で知人に教えてもらいました。稲には茎と葉の分かれ目に毛が生えているが、ヒエには無いということです。「こんな根性で有機栽培に挑戦とは」、と自責の念にかられています。(い)

2009年07月24日

手応えは?

 「手応えはいかがですか」。選挙取材に慣れなかったころ、衆院選に立候補した候補にそう尋ねました。公示後間もない日でした。候補は烈火のごとく「そんなこと言えるわけない。選挙戦最終日にすべての活動が終わってからならまだしも…」。
 「手応えは?」という質問は、選挙取材で記者がつい口にしてしまう言葉かもしれません。聞かれる候補の側に立てば、確かに安直な問い掛けなのでしょう。「投票箱が閉まるまで」の思いで選挙区を駆け回る候補にとって、「良い」とも「悪い」とも「まずまず」とも、答えようがないのかもしれません。
 衆院選が事実上スタートしました。今選挙に出馬を予定している鳥取1、2区の立候補予定者の何人かと、最近話す機会がありました。表情や口調はそれぞれですが、与党、野党の立候補予定者とも必勝への強い意思を感じさせました。8月30日の投票日まで、まだ約40日の時間があります。「手応えはいかがですか?」は封印するとして、これからの1カ月余り、有権者の選択に役立つ候補の主張や政策、陣営の動きをお伝えしようと考えています。(圭)

一日も早い逮捕を

 鳥取市のタクシー運転手が拳銃で殺害された事件からきょう(24日)で1週間が経ちました。犯人はまだ捕まっていません。担当記者によると、有力な情報がなく、捜査は長期化しそうだということです。
 犯人は拳銃を持ったまま逃走しているとみられ、地域住民の不安は消し去ることはできません。一刻も早く逮捕にこぎつけ、安心して暮らせる鳥取市にしてほしいと願っています。
 梅雨も長引き、ぐずついた天気が続いています。スカッと梅雨明けし、事件も解決してほしいですね。(M)

2009年07月23日

子どもに戻った

 昨日の日食、いかがでしたか。鳥取市中心部でも曇り空ながら、太陽が欠けていく様子が観測できました。日食メガネがなかったため、かつてのネガフィルムの感光した部分や黒のビニール、さらにはフロッピーディスクの中身などを代用。「オー、三日月だ」「少し暗くなってきたぞ」と中高年が子どものようにはしゃぎました。日々暗いニュースに接していると、天体や宇宙の話題がとても新鮮で、心洗われる思いがします。
 一度見れば人生観が変わるといわれる皆既日食。次回の日本での皆既日食は26年後だそうです。さて生きているかどうか。(人)

選挙の目的

 衆院が解散され、かつてない長丁場の「選挙戦」に入りました。政治家だけでなく、マスコミも政権選択と声高に叫んでしまうのですが、誰のために、何のために選挙をするのかという思考のエアポケットに入り込んでしまうときがあります。麻生首相いわく「政権交代は手段にしか過ぎない」。となれば、自民の政権継続も「手段でしか」ないのです。選挙の目的はよりよい世の中をつくることでしかありません。幸い、「選挙戦」は40日間あります。「政権選択」という手段が目的化している現状を踏まえ、何のための衆院選かをじっくりと考えてみたいと思います。(理)

2009年07月17日

引き返す勇気

 北海道・大雪山系の大量遭難のニュースに接し、同じ中高年の登山愛好者として胸が痛んだ。学生時代、同じ季節にほぼ同じコースで大雪山の旭岳からトムラウシまで縦走したことがある。北海道の2千メートル級は本州の3千メートル級と同じ厳しい条件だという。この縦走コースは危険個所はなく、心配するのは天候の急変とヒグマとの遭遇だった。20数年前、トムラウシに登るのは学生の数パーティーのみ。今のような中高年の登山者にはほとんど出会わなかった。
 今回の遭難の詳細は分からないが、低温と強風による低体温症と報道されている。下着一枚の違いで生死を分ける山の遭難。装備はどうだったのか、コースに無理はなかったのか、気象の変化への対応はどうだったのか。
 山の遭難の8割を中高年が占め、死者数は増えている、という。 山慣れしているとはいえ、若いころに比べて体力は確実に落ちている。山登りに最も必要なことは「引き返す勇気」。誠に残念な遭難事故である。(人)

2009年07月16日

孟母三人乗りの教え

 自転車の前後に6歳未満の子どもを乗せて走る「三人乗り」が解禁されて半月が過ぎました。興味があって大型店の売り場をのぞいてみましたが、価格にビックリ。<高級車>じゃないですか。報道によれば電動アシスト付きで13万円台、アシストなしで6万円台からだそうです。三人乗りが可能な強度を持たせるなど安全基準をクリアした代わりに高額になったそうです。
 三人乗りは禁止されていましたが、お母さんたちの熱心な働きかけで認められた経緯があります。しかし、この価格では普及は難しいでしょう。そこで提案したいのが、行政の補助です。三人乗りの自転車が手軽に使えるようになれば、子育て世代に対する何よりの贈り物です。もともと車社会なのでニーズが低く、多額の予算は不要のはずです。前橋市では半額を補助しているそうです。
 これからはエコ時代であり、自転車はもっと注目されていい乗り物です。車社会の鳥取県でも、あえて自転車を使う必然性は高まるでしょう。そうした未来を考えると、三人乗りは自転車のよさを子どもたちに教える絶好のとば口になります。また、手厚い補助があれば、鳥取県内へ移住を考えている子育て世代に対するいいPRになるでしょう。それこそ「孟母三遷の教え」です。孟子の母は子どもの教育のために住む場所を変えたという有名な故事ですが、三人乗りの補助が現代の孟母を県内へ呼び込むかもしれません。(閑)

無人島で海水浴を

 但馬支社に勤務して通算10年近くなりますが、香美町の柴山地区に「臼ヶ浦」という離れ小島があって、そこで海水浴ができることを今年初めて知りました。海水浴客の足として、柴山海水浴場東端の桟橋から約2㌔離れた島まで連絡船が往復しています。地元の民宿の宿泊者〝ご用達〟の浜なのでしょう。利用者は多い年で年2500人程度。穴場です。
 まだ行ったことがないので、地元の人の情報をそのまま伝えますが、湾内の海水浴場と違って周りは外海ですから、水はきれい。岩場などもあって、子どもたちに人気だそうです。1日中魚釣りをしている人もいるとか。
 せっかくの素材。特色ある地元住民いち押しの海水浴場が、あまり知られていない現状に「もったいない」と思うわけです。
 「PR不足」と言いたいところですが、人が増えると「無人島で遊ぶ」という魅力が薄れてしまうかもしれません。それどころか、船を運航する民宿の組合もこの不況下、古くなった現在の船のエンジンが壊れた時、どうするか決めかねているようです。船の寿命と同時に、島に渡る術を失う可能性だって否定できません。
 この島は、地元民宿の夏の目玉商品、宝ですから、何とかしてそれを生かせる船の運航を継続してほしいのですが…。
 連絡船は今年、18日から1カ月運航されます。(雲)

2009年07月15日

板門店ツアー

 先週、アシアナ航空の米子ソウル便を利用して、韓国に行ってきました。ソウル市内ではあちこちで再開発工事が進み、金融危機以来のウォンの暴落、景気悪化はどこふく風。ソウル市庁舎前の芝生広場では夜、大きなパブリックビューイングでオペラが上映され市民が楽しんでいました。
 北朝鮮の挑発行動で南北の緊張感が高まっているのではと思いましたが、日本で申し込んでいた板門店ツアーも予定通り実施され、不測の事態があっても受け入れるという宣誓書にサインをし、朝鮮半島の分断の現場を訪ねました。
 「北側に向け指を指すな、手をふるな」とガイドにくぎを刺され、38度線が横切る軍事停戦委員会のある本会議場で記念撮影し、展望台から北朝鮮の板門閣を見下ろしました。国連軍の施設を離れると有刺鉄線と対照的なのどかな田園地帯が広がり、160㍍あるという北朝鮮の国旗掲揚台と、窓のない家が建つ北側の宣伝村が遠くにかすんで見えました。
 朝鮮半島を縦断する南北鉄道が連結すれば、自然の豊かなこの地域は冷戦の歴史を伝えるテーマパークとして開発されるのでしょうか。不幸な歴史も観光資源にするたくましさに感心しながら、変化の予兆を感じ、朝鮮半島分断の原因をつくり、朝鮮戦争で経済復興を遂げたわが国の歴史を振り返る。日本人が参加する意味はあるツアーと思いました。(Q)


北東アジアマスコミ会議

0907152.jpg 23日にモンゴル中央県で開催される第14回北東アジア地方政府サミットに関連して開催される「マスコミ代表者会議」に出席することになりました。鳥取県、韓国江原道、中国吉林省、ロシア沿海地方、モンゴル中央県の5地域の地方紙の代表が、報道機関の交流協力促進について意見交換します。
 一昨年、境港市で開かれた代表者会議を取材した際、「まずできることから始めたい」と具体的な取り組みを求める声が上がったのを覚えています。
 本紙では、日韓ロ定期貨客船の就航を前に、ことし4月に「北東アジアNEARのページ」を開設しました。その狙いはまず読者に北東アジアの国々を身近に感じてもらうということ。紙面では「環日本海最前線」などの話題、CATVの番組と連動した韓国に関する連載、韓国語講座、国際交流員らによるリレーコラムのほか、本紙が提携する江原道の地方紙「江原日報」の記事を掲載しています。
 貨客船の就航に当たっては、江原日報から東海(トンヘ)市での出港セレモニーの写真を送ってもらったり、同行記者が米子市の西部本社を訪れるなど、協力関係が進んでいます。
 こういった積み重ねが大切だと思いますし、将来につながっていくと考えます。会議でそれぞれの取り組みを聞き、率直に意見交換して、今後の紙面に生かしていきたいと思います。(鵜)

「活字型」と「映像型」

090715.jpg 「見たでー」。電話やメールがあります。CATVの番組出演。なんか気恥ずかしくなります。自分自身、「映像」に適していると思いませんし、決められた時間内にポイントを押さえてしゃべるのは苦手分野。
 記事を書く場合は頭の中に「書きたいこと、書かないといけないこと」が浮かぶのですが、どうもテレビだと言わないといけないことがすぐに口に出てきません。「活字型」人間なのだと思います。
 現在、本紙は系列のCATV局とのメディアミックス(相互乗り入れ)に取り組んでいます。活字と映像が合体し、それぞれの得意分野を生かして、読者・視聴者により早く、的確に、深く情報を提供していく。その進化の中にはこのブログが載るインターネットのホームページも含まれています。
 時代感覚を持ち、テレビ出演にも慣れないと。(鵜)

2009年07月13日

定数議論から見えてくるもの

0907131.jpg 「県民の代弁者は多いほうがよい」「役に立たない者がなんぼおってもダメ」―。11日付本紙に鳥取県議会の定数議論の話題が。そのコメントがむしろ、今の県議会の姿を映し出しているようで注目しました。なかでも気になったのは「ただでさえ、議員活動が見えないと言われているのに」というくだり。分かるような気がします。
 各議員は年4回の定例会に出席し、選挙区内に事務所を設け、節目には後援会報を配ったりしています。ところが、住民には日々の生活の中で、地域の中で「議員の姿」が見えてこない。一体なぜでしょう。「議員を減らせば県政に県民の声が届かなくなる」とのコメントもありましたが、そもそもいま、県民の声は届いているのでしょうか。
 県議には政務調査費が支給されていますが、県政課題について調査活動したり、さらには議員立法など政策立案に取り組んだり、県民の代弁者としての十分な活動ができているかということです。個人的には定数が何人というより、そもそもの話が気になります。
 このブログで以前、もっと質問戦の充実をと書いたことがありましたが、これに通じてきます。普段の活動がしっかりできていれば、当然質問内容や追及の仕方が変わってくるということ。これはわれわれ記者も同じで、現場に足を運んで声を聞いていろいろなことを分かって書く記事と、単に行政情報だけで書く記事とはおのずと深みが違ってきます。
 選挙を知る議員は分かっていると思いますが、かつてに比べ有権者の意識がかなり変わってきました。見る目も厳しくなりました。半面、住民にとって県議の存在感は「希薄」なんだと思います。だから「議員活動が見えない」と言われるのでしょう。
 実はこの希薄さは記者としても感じています。つまりかつてに比べると、地域の中で県議の「影響力」がなくなっているということ。かつては記者が県政課題や地域の懸案事項について取材しようと思えば、核心部分をつかんでいる県議のもとに走ったものでした。ところがいま、政局以外では県議の姿を見なくても仕事ができる。片山、平井県政になってその傾向は顕著になりました。見方を変えると、執行部に対して「VS」のベクトル(議員のチェック機能)が働いていないということでもあります。
 そら昔は大物県議がおって…と言われるかもしれませんが、本当にそれだけでしょうか。議員の「地域とのかかわり方」の部分―日常活動につながっているのではないでしょうか。
 記事には「数よりも質を向上させることが大事」というコメントがありました。普段の活動を点検することも大切ですし、有権者はよく見ています。本当の意味で「県民と県政をつなぐパイプ役」になってください。(鵜)
 

2009年07月11日

あきんどの心意気

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 本日付の紙面に「ちょっといい話」が載っていました。運営費の削減でポスターの製作をやめた倉吉市の打吹まつりに、支援をしたいと地元の印刷会社がポスターを作って寄贈したというもの。  倉吉の経済状況はいま、最悪といっていいほど疲弊した状況です。中小・零細企業に寄付を求めても、したくてもできない状況。その中での祭りの開催です。必然的に運営費は減りますが、まさかポスターを作るお金がないとは思いませんでした。  打吹まつりといえば、中部を代表する祭り。私が子どものころは、アーケードに金魚すくいなどの露店が出て、まさに「ハレの日」でした。みつぼし踊り、花火大会、飛天WASSO…、時代とともに祭りの形は変化していきましたが、市民にとっては一年で大切な日です。  かつて倉吉まちづくり協議会の壁には過去の祭りのポスターが掲げられていました。デザインもその時代を映したもので懐かしい気分にも。ポスターがない打吹まつりなんて、考えられません。  そんな中、財政難の祭りを伝える本紙記事を見た印刷会社社長が、ポスター1800枚の寄贈を市に申し入れました。「こういうときこそ貢献したい」と社長。そこに倉吉のあきんどの心意気を見たような気がします。  「この小さな町で、商売させてもらって…」は社長の口癖ですが、倉吉の経済的なパイは狭いものです。大企業があるわけではなく、代々の商売を続け、その中でわずかでももうけていく。細々と、しかしつながりを大切にし。そうやってこの町は続いてきました。  行政も民間もこの倉吉という町の共同体のようなもの。苦しいときこそ、助け合う。もうけさせてもらったら、地域にお返しをする。社是に「地域とともに」を掲げるこの印刷会社ならではの厚意だったと思います。(鵜)

2009年07月10日

日本の縮図

 企業が新しい製品やサービスを提供する場合、市場調査や試行、先行販売が不可欠なのですが、その舞台としてよく選ばれるのが、静岡県です。平たく言えば日本の標準地であり、縮図なのですね。東京と大阪という東西文化の中間点であり、所得水準も中間です。デパートのブランド導入は東京で決め、バーゲンは大阪で決めるといわれますが、それが全国的な流行になるかどうかは、静岡で先行販売するのが最も占いやすいわけです。全国展開する飲食チェーンが新メニューを試したり、飲料水メーカーが新製品を先行販売する場でもあります。
 その静岡県の知事選で、民主党が支持する候補が自民党系の候補を破り、当選しました。きん差の勝負でしたが、民主が「分裂選挙」となったことを差っ引くと、民主党の大勝利です。ところが、政府・与党は静岡県知事選はあくまで地方選、国政とは関係なしとして、総選挙への影響を認めようとしません。先述した通り、静岡は日本のスタンダードです。ここでの選挙戦、つまりサンプル調査が「自民支持せず」という結果を示しているのですから、総選挙には新たな戦略で臨むのが市場調査を生かすことなのです。首相近辺はその結果を無視するのですから、何をかいわんやです。
 あきれた神様は「それでは」と、もう一つ巨大なサンプルを用意したようです。東京都議選。これは壮大です。何せ、日本人の10人に1人が票を投じるのですから。(理)

出納長 ご苦労様

0907101.jpg定期貨客船の緊急プロジェクトチームを立ち上げるための会議に出席した青木出納長(右) 0907102.jpg6月県議会本会議で、議員の質問に答える形で退職を前にした心境を語る青木出納長
 鳥取県の青木茂出納長が10日付で、退職されます。8日にあいさつに伺うと、いつもの笑顔で「お世話になりました」。お世話になったのはこちらのほうです。  6月議会の本会議で心境を聞かれた出納長。「平井知事の下で仕事ができたことを感謝している」と話しておられたのが印象的でした。その最後の仕事として、念願の定期貨客船の就航が実現しました。なかなか具体化しない計画に大丈夫かと尋ねる記者に対し、自信を持っておられました。そこには信頼関係ができていたのだと思います。  出納長はまた、「境港管理組合事務局長をしていたときから、対岸諸国との航路の開設は夢だった」とも。いい花道となりました。  青木出納長は、民間など「人」や地域をよく知っておられる県職員でした。県庁内にとどまらず、外との付き合いができる人。情報通でもありました。その人脈は県西部総合事務所長時代に花開き、代わられてからも、米子で「県の青木さん」の名前はよく聞きました。  今だから明かせますが、その人望から某市長選の候補に名前が挙がったほど。実現はしませんでしたが、そのやり取りの中で地域のことを愛しておられるのがよく分かりました。  出納長は「しばらくゆっくりする」と言っておられましたが、周りがまだまだ安気にさせないのでは。今度はどんな形で再会できるのか、楽しみです。本当に長い間、ご苦労様でした。(鵜)  

2009年07月09日

「役人」か 「政治家」か

0907091.jpg 8日付の本紙に目を引く記事が載ってました。大阪府の橋下徹知事は地方分権実現のため、首長連合で次期衆院選で応援する政党を表明したいとしています。これに対し、鳥取県の平井伸治知事が定例会見で「(私とは)美学が異なる」と発言したことに対し、橋下知事が「行政出身の方のへ理屈だ」と批判したというもの。
 前日の本紙を見てみると、平井知事はこう述べています。「首長が意図的に自分たちの影響力を行使して選挙の動向に影響を与えるのは、私の美学とは異なる」「選挙の主役は有権者であり、政権選択の選挙を過度にゆがめるのはいかがなものか。賛同しかねる」。
 2人の意見は8日に都内であった全国知事会政権公約評価特別委でも真っ向対立しました。県が近畿知事会に加入し息のあった2人は「兄弟のよう」(県議会本会議)と評されていましたが、政治家として自らの信念は譲れないということでしょう。
 ここで注目したのは、橋下知事が「行政出身の方の…」と言っていることです。たぶん「あなたが言うことは役人の考え方だ」ということだと思います。橋下知事はそれでは何も変わらない、と言いたいのでしょう。
                  ◆
 考えてみれば、平井知事ほど、前任者と比較される知事はいないのでないでしょうか。よく耳にするのは片山善博前知事はその発言も含め政治家の側面が強かったが、平井知事は「行政トップ(役人)の域を出ない」というもの。優等生的な発言や人柄などもあるでしょうが、「政治家」っぽくは見られていないのは事実でしょう。
 しかし、私はこうした発言を聞くたびに首をかしげてきました。まず役人的か政治家かという違いは、何に力点を置くか、またその基準によって変わってきます。例えば私の場合、総務部長として着任した平井氏の印象は「役人(官僚)らしくない人」でした。平井氏は明らかに、これまで見てきたキャリア官僚とは違っていました。だからこそ、付き合ってこれたのだと思います。
 私だけでなく、「役人らしからぬ」という評価は、多くの経済人や県民から聞いてきました。だからこそ、ニューヨークにいた平井氏に民間や県民から知事選出馬を求める声が上がったのだと思います。たぶん平井氏が「役人」だったら、こうはならなかったでしょう。
 よく型破りな行政マンを「役人らしからぬ」と言いますが、本当にそうでしょうか。こういう人に限って案外権威的だったりします。大切なのは「目線」です。
 まあ、こういう評価を下したがるのは政治関係者ぐらいのもので、県民は、休みの日に雨の中率先して用水路の清掃に励む平井知事の姿を見て、「役人出身」とは考えないでしょう。
                  ◆
 平井知事と片山前知事を見た場合、その違いは「経済」への取り組みに表れています。一線を画す片山知事と、一歩踏み込む平井知事。定期貨客船への取り組みなど際たるものだと思います。いつまでたっても確かなものにならなかったこの案件は、行政にとっては〝あぶない話〟であり、片山知事だったらたぶん実現していなかったでしょう。
 一方、平井知事は鳥取県の将来を考えた場合、北東アジアと直結するこの航路を何としても実現したいという確固たる信念がありました。そのため批判を恐れず、海外の企業に間接支援という形で税金を投入する、さらには議会の支援を取り付け民間を巻き込む。ある面、政治生命をかけた決断ではなかったでしょうか。平井知事は結構、「政治家」だと考えますが。
 冒頭の〝既成のシステム〟にどう対処するかの橋下知事と平井知事の考え方の違いについて、県の関係者が次のように話していました。そこに橋下知事や東国原英夫宮崎県知事との違いが浮かび上がります。
 「片山知事にはわれわれは行政のプロだという自負があった。平井知事も行政のプロであり、非常に頭がいい人。たぶん、このことはここまではできる、ということが分かっている。そんなことに血まなこになるより、平井知事には目の前の県民が雇用や生活に苦しんでいる姿が映っている。それを何とかしたい、いまはその一心だと思う」。
 平井知事は当選直後、「地方自治に、鳥取県にこの身をささげる」と言いました。そのために、任期を全力で全うする。そう考えれば、役人か政治家かという「色分け」などどうでもいいような気がします。(鵜)
 
 =写真は三朝町が初開催するイベントの報告に来庁した町長らを激励する平井知事(7日)

2009年07月07日

新企画

 7日から本紙で「涼を求めて」を始めました。清らかなせせらぎや雄大な滝、涼風が吹き抜ける木陰…。このところの暑さを、一時でも忘れてもらえれば、と県内から5カ所をピックアップして紹介する予定です。
 この企画の命は何といっても写真。涼感を、読者にどう伝えるか。担当記者の腕の見せ所でもあります。ご期待ください。(社)

2009年07月03日

首都決戦に有権者は…

 「なぜ市場を移転しなければいけないのか」と鳩山由紀夫民主党代表が東京都中央区の築地市場近くでマイクを握りました。3日告示された東京都議選―。代表が遊説先に選んだ築地市場について民主党は移転予定地の土壌汚染判明を背景に移転反対を唱えています。
 「複雑だ」とは演説を聴いた地元の65歳男性。公明党支持の方ですが、移転計画の反対を鮮明にした民主党の「築地」ブランドを守る主張に共感したようです。一方、代表の演説直後に聴衆からこんな声も上がりました。「鳩山さん、個人(故人)献金をはっきりしろ!」
 果たして政権交代を目指す民主党に風は吹くか、否か。この日、麻生太郎首相は文京区で自民党の都議選候補を応援。文京区は自民党都議不在の地とあって首相も躍起です。「政権交代したら景気後退か」と民主党をけん制しましたが、耳を傾けた自営業の男性は「自民党は景気対策と言うけれど、恩恵を受けていない人もいる」。
 衆院選の前哨戦とされる都議選の争点は都政だけでなく国政の課題も大きなテーマ。首都決戦の投票権を持つ都民の判断はいかに。(風)

50%切る選挙は無効に!?

 兵庫県の知事選投票日が、5日に迫っています。財政の建て直しや福祉策の向上などを争点とした現職と新人の一騎打ちですが、県庁から遠く離れたここ美方郡には、その緊張感が今一つ伝わってきません。それもそのはず。先月18日の告示以来、候補者本人が但馬入りしたのは一度だけ。美方郡には来ない候補者もいます。
 投票率が心配です。同知事選ではおなじみといっていい「非共産相乗りVS共産」の構図。ちまたでは過去最低だった前回の投票率33・3%を下回りはしないかと、ささやかれています。
 わが但馬支社内では「投票率50%を超えない選挙なんて無効にすればいい」という強硬な意見もあります。考えてみれば10人に7人近い人が棄権するわけですから、そういった声が出るのも無理はありません。
 私は明日4日、期日前投票に行ってきます。(雲)

トップの発言の重みとは

090703.jpg いま、倉吉で一番の話題は? やはり長谷川市長が就任直後の議会発言「2期が限度」を事実上撤回したことでしょう。その反応に、現在の倉吉市の政治状況がよく分かります。
 当時の新聞を見てみました(2002年6月4日付)。1面に顔写真入りの4段見出しで、長谷川倉吉市長 「市長退職金」を廃止 任期「2期が限度」と見解―。議場でたんかを切りました。市民は喝さい。この記事を受けて、週刊誌も取材に来たぐらいです。
 当時、長谷川市長は現職を大差で破った自信にあふれていました。
しかし、わずか1週間後の紙面(14日付)。こんな見出しがまたも4段で躍りました。やはり退職金欲しい 倉吉市長心変わり 「もらわない」発言撤回―。市民の心は萎んでいきました。
 その後は1市4町の天神川流域合併の崩壊など、どうも周囲とうまくいかなくなりました。それでも選挙には強いという神話の中、2期目は無投票。しかし、市政はいろいろな面でうまくかみ合いません。最たるものが、斎場問題でしょう。
 その中での「2期が限度」撤回です。市民は「もう1期出るのか…」と疑心暗鬼というのが実情でしょう。
 私は、長谷川市長の一番の功績は、かつてのあの市政の流れを断ち切ったことだと思います。これはしがらみのない長谷川市長にしかできないことで、あの場面で出馬を決断したことはたいしたものです。
 ところが、行政トップ、政治家としては、やはり厳しい場面が随所に見られました。個人的には市長は周囲に気配りができ、温かいハートを持った人だと思います。だからこそ選挙に強かったのでしょう。
 一方、市長批判の中でよく耳にするのは「頑固で言い出したら聞かない」「発言がコロコロ変わる」というもの。市政がうまくいかなくなるにつれその傾向が顕著になり、「2期が限度」撤回もその一つの表れだと考えます。また、自らの評価をすごく気にする人でもあります。
 半面、倉吉には大きな課題があります。それは、市民が政治に傍観者的ということです。市長を陰で批判しても、自ら前に出て堂々とモノが言えない。今秋の市議選にしても、まったく初めての候補予定者は一人も聞きません。逆に言うなら、市長が発言を撤回できる素地がいまの倉吉、さらには市民性の中にあるのではないでしょうか。
 長谷川市長が県議時代、県議会の控室や中部本社近くにあった事務所でいろいろ話をさせてもらいました。とにかく一生懸命、それが印象でした。いま、長谷川市長に聞きたいことは一つ。本当に満足がいく市政ができていますか。迷いがあるのではないですか。
 市民に問いたいのは、倉吉市政は本当にこのままでよいのですか。
 市民からよく聞く言葉の中で寂しくなるものがあります。「大学を出ても帰ってくるところがない」。私自身もUターンしましたが、働きたくても働く場がないというのは地域にとって大変なことです。倉吉も、もうそろそろ本気を出さないと、明日が見えてきません。(鵜)

2009年07月02日

反響に驚いた!

0907022.jpg このブログにも掲載した「もちたい焼き」ですが、新聞に出てからすごい反響のようで、発案したNさんも本紙の媒体力に驚いていました。翌日から販売しているJAの直売所に問い合わせが相次ぎ、もちたい焼きを作る従業員もてんてこ舞いとのこと。これから暑くなるのに、たい焼き需要は健在のようです。
 もともとこの「もちたい焼き」は開発後、宣伝もせず、口コミで「面白いものがある」と広がっていました。隠れた「B級グルメ」のようなものです。
 皆さんも、例えばラーメンでもあそこはうまい、という店があると思います。店の外観はあまりきれいではないのですが、味が抜群にうまい。だけど、多くの人は知らない。私だけが知っている自慢のようなものです。
 そういう「ひそかな世界」が私自身好きなんですが、「もちたい焼き」は新聞に出たことで多くの人が知ることとなってしまいました。子門真人さんの「およげ!たいやきくん」が突然大ヒットしたようなものです。
 今となれば「もちたい焼き」も、もう少し海にもぐっていてほしかったような複雑な心境。偶然、道の駅の直売所に寄ってレジ近くにあった「一つ一つラップにくるんである白いたい焼き」が目に入り、「何だこれは」と思って買ったのが…。コラムには値段や詳しい販売場所は書いていなかったのですが、探し当てられます。
 ただ、話題になるのはいいこと。また、こういうネタは地方紙ならではだと思います。これからも「隠れた逸品」を見つけていきます。(鵜)
 

県庁「不夜城物語」

090702.jpg 本日付紙面に、鳥取県が7月7日の「クールアース・デー」に合わせて、県庁本庁舎の窓明かりで「七夕」の文字を浮かび上がらせ、県民にCO2削減を呼び掛ける記事が出ています。同日は臨時ノー残業デーにするとのこと。
 県庁といえば、東町の「不夜城」とも呼ばれています。夜遅くなっても煌々(こうこう)と明かりついています。新宿歌舞伎町の「不夜城」はネオンですが、こちらは職員が残業しています。
 かつて県庁の記者室で仕事をしていたら、「きょうはノー残業デーです…帰りましょう」とのアナウンスが流れていました(現在は毎週水曜日午後5時15分だそうです)。といっても帰る(帰れる)職員はほとんど見なかったように思います。仕事が山のようにあり、早く帰りたいけど帰れない。決して仕事が遅いわけではないが、済まさないといけない責任がある。スパッと割り切れないところ、私もよく分かります。
 県が一生懸命に「ノー残業デー」を呼び掛けるのに、足元の職員は、現実は残業しないとこなせない。この点について平井知事の見解を聞いてみたいものです。
 一方、「不夜城」にはおいしいネタがあります。周りに人が少なくなると、口も滑らかになるもの。「遅くまで頑張っているな、いますね」と親近感がわくのかも。
 デスクにとって午後5時といえば「さあ、これから」。考えてみれば入社以来、遅くまで仕事するのが「日常」になっています。どこまでいっても終わりがない仕事、翌日のこと(紙面)が気になる、落ち着かない話ですが、半面成し遂げたときの充実感があります。どの仕事でも、だからこそ頑張れるんだ、ということがあると思います。
 ただ、「これからの行政マン」は早めに仕事を切り上げて、民間や地域の人らと付き合い、「外」の声を吸収したほうがよいかも。難しい側面もあるでしょうが、率直にそう思います。そこにこれから仕事をしていく上でのヒントがあり、県民が求める「県庁の姿」に近づいていくのだと思います。(鵜)
 =写真は1日午後8時15分の県庁

2009年07月01日

県議らの所得公開

090701.jpg 1日付の紙面に県選出国会議員や知事、県議、市町村長の所得公開が掲載されました。県議の平均は1403万円。村田県議(倉吉市)が6656万円でダントツのトップで、2位以下を大きく引き離しています。不動産所得や譲渡所得があったためとのこと。
 人の財布の中身は気にしないようにしていますが、同日の紙面では公務員にボーナス支給と官民格差、有効求人倍率4カ月連続0・4倍台の記事が。厳しい経済状況が生活に直撃し四苦八苦している県民からすると、うらやましい限りです。
 一方、県議もそこらへんは分かっているようで、新聞に見出しが立つトップにはなりたくないよう。ねたみの対象になり、人からああだこうだ言われたくない、というでしょう。
 ただ、この日は多くの読者が、「上位は福祉施設経営者だな」と〝深読み〟しながら、「報酬分の働きをしてくれよ」と強く願いながら、所得公開の一覧表を見ていることと思います。(鵜)