板門店ツアー
先週、アシアナ航空の米子ソウル便を利用して、韓国に行ってきました。ソウル市内ではあちこちで再開発工事が進み、金融危機以来のウォンの暴落、景気悪化はどこふく風。ソウル市庁舎前の芝生広場では夜、大きなパブリックビューイングでオペラが上映され市民が楽しんでいました。
北朝鮮の挑発行動で南北の緊張感が高まっているのではと思いましたが、日本で申し込んでいた板門店ツアーも予定通り実施され、不測の事態があっても受け入れるという宣誓書にサインをし、朝鮮半島の分断の現場を訪ねました。
「北側に向け指を指すな、手をふるな」とガイドにくぎを刺され、38度線が横切る軍事停戦委員会のある本会議場で記念撮影し、展望台から北朝鮮の板門閣を見下ろしました。国連軍の施設を離れると有刺鉄線と対照的なのどかな田園地帯が広がり、160㍍あるという北朝鮮の国旗掲揚台と、窓のない家が建つ北側の宣伝村が遠くにかすんで見えました。
朝鮮半島を縦断する南北鉄道が連結すれば、自然の豊かなこの地域は冷戦の歴史を伝えるテーマパークとして開発されるのでしょうか。不幸な歴史も観光資源にするたくましさに感心しながら、変化の予兆を感じ、朝鮮半島分断の原因をつくり、朝鮮戦争で経済復興を遂げたわが国の歴史を振り返る。日本人が参加する意味はあるツアーと思いました。(Q)