孟母三人乗りの教え
自転車の前後に6歳未満の子どもを乗せて走る「三人乗り」が解禁されて半月が過ぎました。興味があって大型店の売り場をのぞいてみましたが、価格にビックリ。<高級車>じゃないですか。報道によれば電動アシスト付きで13万円台、アシストなしで6万円台からだそうです。三人乗りが可能な強度を持たせるなど安全基準をクリアした代わりに高額になったそうです。
三人乗りは禁止されていましたが、お母さんたちの熱心な働きかけで認められた経緯があります。しかし、この価格では普及は難しいでしょう。そこで提案したいのが、行政の補助です。三人乗りの自転車が手軽に使えるようになれば、子育て世代に対する何よりの贈り物です。もともと車社会なのでニーズが低く、多額の予算は不要のはずです。前橋市では半額を補助しているそうです。
これからはエコ時代であり、自転車はもっと注目されていい乗り物です。車社会の鳥取県でも、あえて自転車を使う必然性は高まるでしょう。そうした未来を考えると、三人乗りは自転車のよさを子どもたちに教える絶好のとば口になります。また、手厚い補助があれば、鳥取県内へ移住を考えている子育て世代に対するいいPRになるでしょう。それこそ「孟母三遷の教え」です。孟子の母は子どもの教育のために住む場所を変えたという有名な故事ですが、三人乗りの補助が現代の孟母を県内へ呼び込むかもしれません。(閑)