総論<核論>
総論賛成各論反対といえば無責任な印象が漂います。が、各論が<核論>の場合もあるのではないでしょうか。今、話題の八ツ場ダムです。全国の人々に「無駄なダムは即刻建設を中止する」政策の多数決を取ったら、必ず支持されるでしょう。しかし、ダムに関連する住民たちの悲哀に直面すれば「住民たちの生活を守る」ことを前提に考える人々が多いのではないでしょうか。この場合、総論が方針で、<核論>は総論を実施する方法と考えてもいいでしょう。住民たちの幸福を考えることと無駄なダム建設中止が矛盾しない方法を考えるのが政治の要諦であり、<核論>です。多数決にかけるようなことではないでしょう。民主党政権の、前原国交相の手腕そのものが問われているのです。
八ツ場ダムと似ているのが、倉吉の斎場問題です。斎場そのものは絶対に必要です。多数決をとったら支持されるでしょう。しかし、斎場の必要性と住民の思いを一緒くたに考えるのは、おかしなことです。斎場を建設しつつ、住民の幸福も実現することこそが、政治なのです。それがこの問題の<核論>なのです。多数決にかけるようなことではありません。今度の市長選、問われているのは誰が<核論>を解決するかであり、斎場の必要性ではないはずです。(理)