自民党の「影の内閣」
鳩山内閣が16日発足しました。顔ぶれを見ると、党の重鎮が並んでいますが、これは公約違反ではないかと感じました。民主党の「次の内閣」とまったく違うからです。ネクスト総理を鳩山さんとする次の内閣で合致しているのは、菅さんの副総理、原口さんの総務大臣、長妻さんの厚生労働大臣(次の内閣では年金担当大臣)ぐらいでしょうか。連立を想定していないのでその点は仕方ありませんが、これほど異なっていると「次の内閣」とはいったい何ぞや、という疑念を抱きます。
次の内閣は英国の影の内閣(シャドーキャビネット)に倣ったものです。二大政党が争う英国では野党が影の内閣を組織し、議場でも与党の内閣と影の内閣の閣僚が向かい合うのです。影、といっても英国議会では公職で、運営予算が計上され、専用の執務室があるほどです。総選挙で野党が勝利した時は、影の内閣の閣僚がそのまま真の内閣の閣僚に就任するケースが多いそうです。
日本でこの制度が始まったのは1991年の社会党シャドーキャビネットです。「山が動いた」あとで日本でも二大政党の機運が高まり始めたころですね。その後、新進党でも明日の内閣がつくられ、民主党でもネクストキャビネット(のちに次の内閣と改称)が設けられました。先の選挙戦で民主党は政権担当能力が未知数である点を与党から攻撃されましたが、影の内閣はいつでも政権担当できるというメッセージでもあったはずです。
そこで自民党です。今まで与党でしたから当然影の内閣は存在していません。が、この間まで与党だったのですから、民主党に負けないオールスター内閣は可能です。こういうキャビネットに政権を運営させたいという影の内閣を是非組織してもらいたいものです。それが、健全な野党の第一歩であり、政治を活性化させることでもあります。まずは影の首相である総裁選びに注目しましょう。(閑)
コメント
私及び友人も含む考えです。
民主党が政権を握り約1ケ月に成ります。手探り政権に多少の不安は正直在りますが、自民党の皆さんは四年間は自民党の再生に力を入れて下さい。余り民主党政権を批判する事が目立つと四年後に又国民は自民党に1票を投じないと思いますよ。其れより新しい自民党を国民にアピールして国民に対して安心して生活出来る日本に再生されるマニフェストの作成が、優先されるべきだと私は思います。民主党批判をして居る内は自民党に1票を入れる国民は増えませんよ。良くお考えに成って自民党再生を行って頂く事を希望します。
投稿者: 梁田朝康 | 2009年10月18日 17:51