文太郎を映画に
早いもので、新温泉町浜坂の加藤文太郎記念図書館が開館15周年を迎えました。加藤文太郎(1905~36年)といえば、新田次郎の山岳小説「孤高の人」のモデルで、単独登山で有名な浜坂出身の登山家です。同じ但馬出身の冒険家植村直己が文太郎に憧れ、登山などを始めたそうで、彼が成し遂げた数々の単独冒険も、少なからず文太郎の影響を受けてのことかもしれません。
登山ブームが続いています。この夏、山岳小説を原作とした映画「劔岳 天の記」がヒットしましたが、同映画の木村大作監督が8月、文太郎の墓参りに浜坂を訪れたことで、地元にある期待感が生まれました。「もしかして『孤高の人』の映画化があるかも…」
文太郎は槍ケ岳で遭難死しました。クライマックスシーンを撮影するのは大変でしょうが、浜坂を舞台にした映画が公開され、いつか文太郎をはぐくんだ海の町にスポットが当たればいいですね。地元からももっと、映画化を求める具体的な行動があっていいと思います。(雲)