“御本尊”不在
「港湾を考える全国集会」と掲げられた会場を訪れると、並べられたいすに空席が…。港を備える自治体の首長ら10人が施設整備の必要性を発表した集会に整備予算を編成する関係省庁、国会議員の姿はなく、政権交代の余波を連想しました。
「新しい政権発足によってまだどのようにこのような集会に対処するか定まってなく、港湾当局の参加が見合わされている」とは主催した日本港湾協会長の言。
予算編成の当事者を迎えて一致団結して要望した開催スタイルは今回、全国各地の情報や思いを共有する機会に特化され、「港湾整備振興全国大会」としていた名称も改められました。要望活動をめぐっては各地域がそれぞれの責任で港湾当局や地元選出国会議員に働き掛けるとのこと。
政治主導の予算編成は民主党政権のカラーですが、「このままでは声が届かない」と境港市長。“御本尊”不在の集会は自治体にとって要望活動の在り方を「考える」機会にもなっていました。(風)