異例の臨時議会
25日に任期満了に伴う市議選が行われた安来市で、現議員の任期が切れる直前の30日に異例の臨時議会が開かれる運びになった。案件は2008年度一般会計の決算認定。27日に開かれた決算特別委では「認定」「不認定」が半々に分かれ、委員長採決で「認定」となった。「任期中に結論を出し責任を果たす」という姿勢や良しだが、取材した記者によると、決算審査特別委の結論が可決されるかどうかは微妙という。
昨年秋の市長選で新庁舎の移転建設を進めていた現職が敗れ、現在地での庁舎整備を訴えた近藤市長が誕生してから、市庁舎問題をめぐり公約を実行しようという市長と過去の経過を重視する議会多数派との対立が続いている。
今回の決算認定も、庁舎建設にかかわる設計費の支出に対する執行部の説明不足に議員が反発、9月議会では継続審査になっていたもの。異例の臨時議会は「審議未了では無責任」ということのようだが、市民はどう受け止めたか。
今選挙の結果、市長派がやや増える一方、庁舎問題で対立する最大会派は人数を減らしながらも半数を保った。市長と市議会のねじれは解消されなかったが、議会内での庁舎問題への厭戦ムードも広がっているという。臨時議会で結論を出し、膠着した現状をリセットして新議会がスタートするきっかけになればいいのだが。(Q)