食のコラボ
ソウルの新世界百貨店で初めての「鳥取県物産展」が22日まで、1週間にわたって開かれ、県内の地酒、和菓子、水産加工品メーカーなどが出展しました。
同行した黒住昭夫・ジェトロ境港貿易相談デスクアドバイザーによると、初めての試みとあってトラブルも相次いだようです。
こんにゃく製品メーカーは、輸出入業者のミスで、常温で輸送すべき製品を冷凍コンテナで送ったため、こんにゃくラーメンなどが凍み豆腐状態になってしまい、出展を断念せざるを得なかったそうです。
琴浦町のかまぼこ業者は、揚げ物用の製品を空輸したところ、パッケージが破れて空港の検疫にひっかかり、廃棄処分になりました。百貨店での揚げ物の実演販売ができなくなり、苦肉の策として他県産のちくわなどを使っておでんを買い物客に提供したところ好評で、韓国の食品輸入商社におでんの企画書を出すことになったそうです。
まさに「災い転じて福となす」です。さらに、同じ琴浦町の業者が開発した、特産のアゴ入りのかつお節だしと、倉吉市の酒造会社のおでんに合う日本酒をパッケージにして販売することも商社から提案されました。県中部のメーカーのコラボによる「おでんと地酒」がソウル市民の人気を呼ぶかもしれません。(酒)