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じゃあ、6時に四条の阪急で

 タイトルのような待ち合わせをよくしたものです。吹き荒れる百貨店不況のあおりで京都の百貨店「四条河原町阪急」の営業終了が発表されました。現地は四条河原町という京都の繁華街を代表する「角」の一つであるとともに、展望エレベーターというランドマークがあったことから、カップルや友人同士の待ち合わせ場所によく使われたのです。四条河原町だけだと交差点の東西南北のどこで待っていいのかわかりません。阪急のエレベーター前と指定することで、スムーズに落ち合えたのです。
 各地の繁華街で「角」の変化が目立ちます。「角」はその繁華街の一等地である場合が多く、「○×の角」と名前がつくのは、決まって老舗がランドマークでした。その老舗が時代の変化で撤退を余儀なくされているのです。そごうの大阪店、有楽町の西武百貨店、地方でも百貨店名と「角」がセットで語られる老舗が終末を迎えています。鳥取県内でもそうでしょう。鳥取市にある「とりせんの角」は鳥取専門店会の角でしたし、米子市のモナミの角はハイカラな洋食屋さんの角でした。すでに店は消え、角の名前だけが人々の心に残っています。
 四条河原町の阪急は秋ごろが営業停止のめどだそうですが、その後、あの角の呼び名も変わるのでしょうか。社会の変化が思い出を消し去るようで、寂しい限りです。(閑)
 
 

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