« 〝正念場〟3題 | メイン | 小泉フィーバー再び »

〝歴史的な日〟2題

 倉吉市議会が議会最終日の16日、新年度当初予算案を否決しました。常任委で否決していたものを、さらに〝ダメ出し〟。長谷川市長も「最後の最後まで…」となってしまいました。
 採決に当たっては議長、副議長がそれぞれ賛成、反対討論に立ち、紛糾の末、代わりに議長席に座った議員を除く19人のうち、10人が予算案に反対し否決。訳が分かりません。
 同議会は10対9(議長を除く)で対立しています。要は採決に参加できない議長席には座りたくない。たぶん、〝少数派〟は負けないためいろいろ作戦を考えていたのでしょう。「ウルトラC」を出したものの、〝多数派〟に切り替えされたということか。
 今後臨時議会が開かれますが、長谷川市長はどのような形で予算案を再提案するのか。その時、反対した議員はどのような態度を取るか。波乱含みです。
 当初予算案が本会議で否決されるのは前代未聞のこと。〝荒れる議会〟の倉吉市議会でも初めてのことです。市長VS議員、議員VS議員。人間関係も複雑に絡みあっています。市民からすれば、相変わらずだなと思うかもしれませんが、その市長や議員を選んだのも倉吉市民です。
                 ◆
1003191.jpg 翌17日、鳥取県議会も「歴史的な日」となりました。県議会自民党が提案した議員定数を3減らし35にする条例改正案が否決されました。常に多数を占める自民党議員が提案した議案が否決されたのは調べれる限りでは初めてのこと。議員によると、過去に自民系会派「自民党」と「創造」が対立していたときもなかったとのこと。
 「県民は削減を求めている」「やるなら今しかない」、「根回しがない」「時期尚早」。提案までに議員からさまざまな声を聞きました。
 一連の騒動をまとめるとこういうことでしょう。反対した議員も議員定数を削減または議論することにはやぶさかでない。が、あまりに唐突すぎる。事前に話もなかった。一方、提案した側は、これまで検討委の設置を促してきたが一向に応じようとしない。定数問題を真剣に議論する気があるのか。もう待てない。これが〝強行突破〟と〝強い反発〟に至ったと思います。
 議場で怒声が飛ぶなど、自民党議員同士が本会議で対立するのは初めて見ました。自民党県連の選挙を巡る対立は過去にありましたが。これまで採決では、自民党議員は数の力で常に思い通りにことが運びました。誇らしげに起立し、民主党系など非自民会派の議員を眺めていました。
 ところがこの日は、起立し賛成の意思表示をするのも自民党議員、その姿を座って見ているのも自民党議員。高い位置の記者席から見ていましたが、その瞬間、反対した自民党議員は何ともいえぬ表情をしていました。
 今後、定数問題が議会の中でどう運ぶのか、今のところ、誰も分かりません。「県民が是非を判断してくれる」という提案した会派会長のコメントが残されました。(鵜)

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)