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    <title>デスクのぶろぐ</title>
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    <updated>2011-02-08T07:36:14Z</updated>
    <subtitle>日本海新聞編集デスクのブログ。掲載記事の狙いや読者の反応、取材の裏話などを紹介します。</subtitle>
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    <title>私的・平井県政の斬り方</title>
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    <published>2011-02-08T01:16:39Z</published>
    <updated>2011-02-08T07:36:14Z</updated>
    
    <summary> 東京ではすでに「サクラサク」。平井県政の行く末は…＝新宿御苑の寒桜 　東京に来...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;margin:5px;width:256px;font-size:10pt;">
<img alt="1102081.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1102081.jpg" width="256" height="161" /><br />
東京ではすでに「サクラサク」。平井県政の行く末は…＝新宿御苑の寒桜
</div>
　東京に来てもうすぐ半年になる。手が空いたときにこのブログを書いているが、鳥取から「読んでいるよ」との電話をいただく。特に「平井ネタ」は食いつきがよく、メーリングリストにして回す経済人も。県庁からも「楽しませてもらっています」との声。<br>
　かつて西尾知事が勇退する際、２人の官僚知事候補について「最後は愛郷心」と意中の候補を示唆したが、自分自身の愛郷心を感じた半年でもあった。神楽坂に「くらよし」という小料理屋があるが、とうふちくわをあてに地元ネタで盛り上がる。銀座に行けば旧赤碕の牛骨ラーメン。先日、省庁関係者と地酒の店に行ったが、旧東伯の辛口の酒があり、アピールの場となった。<br>
　今年に入ってのあいさつは、山陰の大雪が枕ことばになるが、国道渋滞の際の沿線住民の差し入れなどの心温まる行動を知っており、うれしくなる。在京スポーツ紙に三朝温泉を舞台にした映画「恋谷橋」と出演女優が大きく扱われていて自慢になった。<br>
　半面、東京から見る鳥取は希薄なようだ。もったいないなあ、損しているなあ、もう少しアピールしたらなあ、と感じることがある。かつて片山知事はキー局に旅番組などでもっと鳥取を題材にしてほしいと要望すると議会答弁したが、それぐらいでちょうどいい。東京育ちの平井知事がパフォーマンスするのもうなずける。久松山下の〝お山の大将〟ではなく、もっと打って出たい。<br>
　　　　　　　　　　　　　　　　　◇<br>
　その平井知事の任期満了選挙まで、あと２カ月となった。自民、民主の相乗りでどんな選対になるのか要らぬ心配をするが、われわれマスコミはまず平井県政のこの４年間を検証しなくてはならない。ところが、片山知事の場合は１期目は負の遺産への対処と大物県議との確執、２期目は離れて行った支持者など、書くポイントがあった。ところが、平井知事の場合は切り口が難しい。いい面ばかりでは検証記事にはならないからだ。<br>
　「よく頑張っている」というのが一般的な平井評だと思う。本人の資質もあるが、支持率もかなり高いと予想される。一方、初出馬時のマニフェストを判断材料にするなら、ある程度の方向性は示した、現在取り組んでいる最中という「ing」が多かろう。成果や結果が出るまでには至っていない。その場合、どう評価するかだ。ましてや平井知事の場合、経済や豊かさに主眼を置いている。経済は４年そこらで結果が出るものではなく、景気や経済動向など外部要因に左右される。<br>
　平井知事のマニフェストは多岐にわたっていたが、民主党の０９年マニフェストのような後々問題となるような争点はない。努力目標が多分にある。あえて指摘するなら、有効求人倍率を「１」に近づけるというのがあった。これはできていない。というか、働く場がない→人口が流出する→地域が疲弊する、という県の負のスパイラルは一向に解消されていない。優秀な片山、平井両知事をもってしてもだ。<br>
　　　　　　　　　　　　　　　　　◇<br>
　以前から、気になっていることがある。かつてこのブログにも書いたが、平井県政が持つ「危うさ」だ。一体それがどこから来るのか。基本的に平井知事に対する批判はほとんど聞かない。県議会は共産党を除けばオール与党のようなもの、経済人、各種団体、市町村も応援団のようなものだ。挑発を繰り返し県議を立腹させていた片山知事とは好対照だ。<br>
　官僚は自らが批判にさらされるのを嫌うが、優等生の平井知事は知らず知らずのうちにその術を身につけていたのかもしれない。ただ、多岐にわたる課題を抱え、対処も難しくなっている行政が、住民からの批判がないということがあるのだろうか。ベクトルとして考えても。この世界は私にはある種、異常なように映る。批判のない社会が発展するはずがない。<br>
　そのためか、ストーンと腹に落ちないことがある。例えば環境大の公立化への動きについても、知事はまず大学自身の自助努力を求めていたはずだ。ところが、いつの間にか公立化の方向へとかじを切った。現状では展望が描けないなどの理由もあろうが、過去のいきさつを知る者からしたら、どうも納得できない。納税者へのもっと丁寧なアナウンスが必要であろう。県議会もチェック機関としての役目を果たしてくれるとは思うが、「平井に反旗では票が減る」など変なことは考えずに問題提起してほしい。最悪なのは、県民がよく分からないうちに決まってしまったというケースだ。<br>
　リーダーは当然のことながら、結果や成果が求められる。知事はイベントが大好きだが、例えば和牛博覧会があった。大勢の来場者でにぎわい成功という総括だったが、わが鳥取県勢の成績が振るわなかった中で、和牛振興のためには頭数を増やしていく必要性などが命題となった。その後、増えているのだろうか。経営に足腰の強さが備わったか。一過性のイベントではなく、「実」が残っているか。<br>
　私が感じる危うさは、どうも「ふわふわしたもの」に由来すると感じる。知事のソフトイメージだけならよいが、そこに実態が伴っているかだ。そのためにはマスコミも地域の課題を掘り起こして、知事にぶつける必要があろう。<br>
　　　　　　　　　　　　　　　　　◇<br>
　その材料となるものはたくさんある。例えば県の基幹産業の農業について、民主党政権は戸別所得補償などの政策をとろうとしているが、いま鳥取県の農業の姿はどうなのか、所得や後継者問題など個別具体の課題、その中で行政として効果的な施策を打っているのか。私が耳にするのは「飯が食えない、借金が返せない」「どうやって子どもを大学に行かすか」など悲痛な声だ。<br>
　福祉や介護の現場はどうか。平井県政になって、こういう肝心の課題がそ上に上らなくなった。県民に見えるのは、知事一人が奔走する姿。それは支持にもつながるが、その半面、この鳥取県の将来像が具体的に見えないし、つかめない。だから不安感がつきまとう。<br>
　もちろん、環日本海時代や関西を視野に入れた動き、観光面でのさまざまな取り組みなど、実績として残る施策もある。ただ、知事にはいろんな面で、確かな手応えをつかめないというもどかしさもあると思う。私が１期目、一番「平井知事らしい」と感じたのは、裏金問題が噴出した時の素早い対応だった。県職員からは不満もあったが、過ちを真しに受け止め、改善への道筋をつけた。その姿勢に県民は拍手を送ったのではないか。<br>
　知事に提言したい。どんどん批判してもらったらどうか。前述の農業問題を考えるなら、現場の農業者を交えてかんかんがくがくの議論をし、それをすべて見せる。県の取り組みの甘さを指摘されてもよい。その作業の中で、確かなことや取り組むべき課題が見つかるはずだ。それでこそ県民は納得もする。知事が上手にしゃべるいまの県議会の論戦を CATVで見ていて、納得する者はほとんどいないと思う。<br>
　たぶん、仮に再選したら、知事のことだから引き続きそつなくこなすであろうし、失政もないと思うが、片山知事ではないが、２期目の終わりに県民がいまと同じ評価をしてくれるのか、この点は未知数だ。<br>
　知事は副知事を辞めて総務省に帰るとき、本紙に「自治の都にささげて」という投稿をした。自治の都とは鳥取県のことだ。ただ、その都はきれいな世界だけではなく、住民の足元にはさまざまな難題が横たわっている。トップとしてその都に帰ってきたが、そこに手を突っ込んでほしい。不細工なことになるかもしれないし、手をかまれるかもしれないが、そのことが一部に聞く「もの足りなさ」を解消し、たくましい平井県政につながっていくと思っている。（鵜）
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    <title>神保町とマイブーム</title>
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    <published>2011-02-01T00:41:24Z</published>
    <updated>2011-02-01T01:06:07Z</updated>
    
    <summary> 神保町の古書街 　通勤する地下鉄の半蔵門線に神保町駅がある。ここ神田・神保町は...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;margin:5px;font-size:10pt;width:215px">
<img alt="1102011.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1102011.jpg" /><br />
神保町の古書街
</div>
　通勤する地下鉄の半蔵門線に神保町駅がある。ここ神田・神保町は古書街で知られ、１７０余りの古書店がある。小さな路地を入ると、落ち着いた喫茶店があり、くつろいだ雰囲気の中、本を読む人も。近くに大学があることもあり学生が多いのだが、文化人を気取った人やベレー帽をかぶった女性らも。ユニークな街でもある。<BR>
　本は集中的に読むタイプだ。1冊読んだ後、その関連本などを買って読んでいる。現在のマイブームは「政治本」や「小沢本」。国会などで本人を見ることから親近感も。なかでも、舞台裏を描いた暴露本的なものが好きで、引き込まれ一気に読んでしまう。<BR>
　永田町で話題の本といえば、元首相の海部俊樹氏が書いた『政治とカネ―海部俊樹回想録』（新潮新書）。帯には「この話、墓場まで持っていくのはやめた」とある。昨年１１月２０日の発行だが、重版で年末段階で６刷。海部氏といえばクリーンが売り物、首相退任後は自民党を離党したが再び自民党に帰るなどしたこともあり、政治家としての重みを感じなかったが、結構骨太である。河本派、三木派と弱小派閥にあって一国のトップに上り詰めた、そこには信念に基づいた行動があったようだ。キーワードはやはり、当時党内を仕切っていた小沢一郎幹事長との関係。有名な「みこしは軽くてパーなヤツがいい」は、本当に言ったのかと本人にただしたそうだ。３度の確執、ついには決別するのだが、「壊し屋とかかわるのはほとほと疲れる」と吐露。一昨年の政権交代選挙で初めて敗れ、政界を引退。青年海外協力隊の創設や文科大臣としての教育改革など、若き日の志は熱いものがあった。<BR>
　いま、民主党政権の１年半を検証する本が相次いで出版されている。混迷ぶりと政治の劣化を見せつけられたが、最近では内ゲバの様相を呈している。小沢グループと反・脱小沢派との対立の図式が生まれているが、そこに至る経緯を知るには『陰の総理・仙谷由人ＶＳ小沢一郎』（大下英治著、徳間文庫）が分かりやすい。大下氏の特徴の臨場感ある文体で、読んでいて面白い。興味深かったのは「陰の総理」と言われた仙谷氏の若きころ。東大在学中の学生運動、弁護士活動、社会党からの出馬など、これまでクローズアップされてこなかった部分がかつての同志らの声を交えて浮かび上がる。その後、権力の中枢にどのようにはい上がっていったのか、面倒見の良さなどイメージとは違った一面も。そして小沢氏との対立だ。党内で絶対的権力者だった小沢氏への対立軸を示した政治家としての腹の据わった部分、仙谷氏あっての菅政権だったことが分かる。出版延期、延期の末、ついに出た本で、問責決議での辞任からポスト菅をめぐる火花まで収めている。<BR>
　一方、この２０数年間、日本の政治のど真ん中にいたのは小沢氏であったことは事実だ。「小沢的なもの」とは何なのか、小沢一郎研究の本も多々あるが、元共同通信編集局長で民放のキャスターを務めた後藤謙次氏の『小沢一郎　５０の謎を解く』（文春新書）をお薦めしたい。後藤氏といえば番記者として竹下派（経政会）に食い込んだ人物。かつて野中広務元自民党幹事長の講演を聞いたが、後藤氏のことを「竹下邸の冷蔵庫の中身まで知っていた」と話していた。この本の特徴は、「数の論理」「猜疑心」「憎しみと愛」など５つのキーワード別に５０の謎、例えば「辞任カード」のタイミング、「大連立くすぶる火種」、老人キラーの必殺技―などを挙げ、それに対して後藤氏が解説を加えている点だ。元記者だけあって、言葉の使い方のうまさに感心すると同時に、かつて身近にいた記者として、いまの小沢氏に説明責任などを呼び掛ける。最大派閥の田中派―竹下派、さらには小沢氏へとつながる系譜の中で、小沢氏の果たした役割、志向、強さと弱さが分かる。剛腕の光と影に迫った一冊で、残していたメモに基づく取材力にも驚かされる。<BR>
　その流れの中でいま、『田中角栄の昭和』（保阪正康著、朝日新書）を読んでいる。（鵜）]]>
        
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    <title>よもやま話＠東京４題</title>
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    <published>2011-01-25T09:35:41Z</published>
    <updated>2011-01-26T01:54:55Z</updated>
    
    <summary>　○…全国各地でタイガーマスク運動が起こっている。テレビ番組が放映されていたころ...</summary>
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        <![CDATA[　○…全国各地でタイガーマスク運動が起こっている。テレビ番組が放映されていたころは小学生、「虎の穴」が次々送り込む刺客に伊達直人ことタイガーがズタズタにやられながらも最後は勝利する。そのファイトマネーを名前も名乗らず孤児院の子どもたちのために寄付する。ハラハラドキドキと心にしみるあったかさ、大好きな漫画だった。<br>
　タイガーに刺客を送り込んだのが虎の穴のミスターＸ。その声優が新宿ゴールデン街で小さな店を構えている。店内にはプロレスの初代タイガーマスクと握手している写真も。半面、「萌え」のにおいがする。声優さんやその卵たちの「たまり場」となっているようだ。<br>
　自らもアニメの声優を務めるミスターＸの奥さんと話していたのだが、鳥取県で来年開催される国際まんがサミットのことを全く知らない。そんなのあるの～の世界だ。ちょっとショック。「アキバ」好きの平井知事、もっとＰＲが必要なようです。<br>
<br>
<div style="float:right;margin:5px;font-size:10pt"><img alt="1101252.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1101252.jpg" width="256" height="192" /><br />
とうふちくわは人気の的
</div>　○…「取材に行くだらあな」。本紙のＯＢから電話がかかってきた。東京ドームで開催された日本最大級の食の祭典「ふるさと祭り東京」。半ば強制的に取材に行かされた。会場の鳥取市のブースに行くと、別の本紙ＯＢが「おう、来たか」。元記者だけによく分かっていて、概要資料を手渡すなど段取りがよい。<br>
　ドームのグラウンドには、全国各地の名物や特産品、Ｂ級グルメの屋台が並ぶ。にぎわう写真が撮れるタイミングになるまで、「日本一周名物の旅」。だんご汁や特産牛のコロッケ、サバのくし刺しなどを味わう。逸品だけあって、うまい。<br>
　鳥取市のブースに戻ると、「あ～、あった」と黄色い声が。女性２人組が大喜びで、とうふちくわを買っている。聞けば「あこがれていた」という。なんでも漫画にとうふちくわが出ていて、ぜひ食べてみたいと思っていたそうだ。とうふちくわは東京では珍しいが、「食いつき方」が違う。食のみやこ発信のヒントになると思うが。<br>
<br>
<div style="float:right;margin:5px;font-size:10pt"><img alt="1101253.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1101253.jpg" width="256" height="174" /><br />
起死回生策はあるのか
</div>　○…通常国会が召集された。衆院本会議場には着物姿の女性議員も。風景が違うなと思ったら、ひな壇が寂しい。内閣改造で、「陰の総理」とも言われた仙谷官房長官の姿がない。尖閣沖漁船衝突事件の対応や横柄な態度で野党の批判を浴びたが、いい悪いは別にして、菅内閣は仙谷氏で持っていたようなものだ。<br>
　菅首相が施政方針演説をした。野党からのやじの中、ＴＰＰ「平成の開国」などを力強く訴える。昨年の臨時国会では覇気がなかったが、ことしになって両院議員総会、党大会のあいさつはハツラツしている。党大会では党所属の国会議員らに「自信を持ってほしい」と訴えた。が、党の迷走ぶりや支持率低下、統一地方選を前に自信が持てないのが実情では。<br>
　菅首相の評価の中でよく、国家観がないと言われる。この国のリーダーとして、厳しい現状をどう乗り越え展望を開くか、国民にビジョンが見えないということだ。実際、予算委での棒読みとのらりくらり答弁にはがっかりさせられた。野党時代の舌鋒の鋭さはどこに。首相になってこれほど変わった政治家はない。<br>
　来年度予算案と予算関連法案の年度内成立へ、今度こそリーダーシップを発揮できるか。野党協力や修正協議が整わない場合、３月危機説もささやかれる中、正念場を迎えている。<br>
<br>
<div style="float:right;margin:5px;font-size:10pt"><img alt="1101251.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1101251.jpg" width="173" height="256" /><br />
読み応え十分です
</div>　○…都内の知人が「面白い本が出たよ」と言う。政治資金規正法違反での逮捕第１号となった元国会議員秘書が書いた本だ。タイトルは『実録　政治ｖｓ特捜検察―ある女性秘書の告白』（塩野谷晶著、文春新書）。著者はその後逮捕された〝オヤヂ〟の政策秘書になる前、県選出国会議員の事務所で勤務していた。<br>
　取調室での検事との闘い、供述調書をめぐる攻防などが生々しく書かれ、一方で秘書の実態や事務所の問題点を明らかにしている。いま小沢民主党元代表の政治資金規正法にかかる問題がクローズアップされているだけに興味深い。<br>
　著者は小沢氏の元秘書で東京地検特捜部に同法違反で逮捕された石川知裕衆院議員にインタビューしている。収支報告書について、著者、石川氏ともに第三者のチェック（監査）の必要性を説いているところに、根本的な問題を感じる。<br>
　さらに、元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏にもインタビュー。大阪地検特捜部の不祥事に絡む厚労省元局長の冤罪事件があっただけに、検察のあるべき姿を語るインタビュー内容は考えさせられた。<br>
　永田町の秘書の世界についても書かれており、面白い。ぜひ一読を。（鵜）<br>
　<br>
　]]>
        
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    <title>霞が関から吹く風は…</title>
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    <published>2011-01-21T01:20:23Z</published>
    <updated>2011-01-21T01:22:51Z</updated>
    
    <summary> 大雪で傷んだ野菜を手に支援を訴える平井知事＝東京・霞が関 　先日、東京に出張さ...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;margin:5px;font-size:10pt;width:215px">
<img alt="1101211.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1101211.jpg" width="205" height="256" /><br />
大雪で傷んだ野菜を手に支援を訴える平井知事＝東京・霞が関
</div>
　先日、東京に出張された竹内鳥取市長が「東京は暖かいでしょう」。豪雪に苦しむ鳥取県からすると太平洋側は恵まれていると感じるが、東京もここ数週間は寒く、風が冷たい。いわゆるビル風だ。基本的に寒がりでコートなしでは外を歩けない。東京では電車の中もそうだが、人が群れている。平井知事のようにインフルエンザをもらわないよう、帰ったらうがいの毎日だ。<br>
　　　　　　　　　　　　　　　　　□<br>
　その知事がマスクをして霞が関に現れた。衝撃だった。「危ない」と近寄らないようにしたが、そうも言っておれず、マフラーをマスク代わりに取材。今回の豪雪について、国に激甚災害の指定と財政支援を求める要望活動だった。<br>
　ところがある官庁で、さらに衝撃的なことが起こった。通常、省庁取材は「頭撮り」となる。冒頭の部分のみ写真やテレビカメラの撮影が許され、その後は外に出て待機するのだが、その官庁ではわずか数分で追い出されるように外に出されてしまった。シャッターを数枚切っただけ。写真はまだいいが、困るのは映像だ。要望に来た人の顔すら満足に撮れない。ちょっと待ってくれだ。当然、報道陣からはブーイング。昔からこういう時は気分が高揚する。ただ大人になったのか、冷静に、皮肉もちょっぴり、胸に突き刺さるように。要はこれでは人に伝えられない、ということだ。<br>
　私などまだいい、地元の実情も分かるし、フォローもできる。しかし在京の記者やカメラマンは、地元局の依頼を受けて取材に来ている。これではプロとして、応えるだけの仕事ができない。<br>
　写真が使えないため仕方なく、知事がその後行く別の省庁で待機。ここは取材慣れしているのか、秘書官らもきちんとした対応だった。要望を受けた大臣は東北地方の出身。やはり大雪の大変さを知っている人は違う。<br>
　　　　　　　　　　　　　　　　　□<br>
　そもそも、頭撮りとは何なのか。記者はとりあえず写真を押さえ、外に出てきたところをつかまえて「ぶらさがり」で話を聞き、記事にする。しかし、実際にはその場で見たり聞いていたわけではない。往々にして片側（出てきた側、しゃべる側）の話が基になる。今回の場合は要望した知事側だ。しかし、受けた側がどんな回答をしたかはあくまでも伝聞となる。<br>
　省庁取材の新参者の私は、頭撮りという取材スタイルが通例になった経緯などは分からないのだが、記者である以上、自分の目や耳で確かめたい、その場の空気の中で取材したいというのが本来だと思う。一方で省庁側の考えやまだ公にしたくない部分もあり、「折衷案」的にこの頭撮りスタイルができたのかな、とも想像する。<br>
　ただ、中身によりけりだと思う。今回の場合、大雪で県民生活に大打撃が出ている、知事が上京しその深刻さを訴え支援を求める、たぶん受ける側も「可能な限りのことはやります」だと思う。記者がそのやり取りを聞いていて問題になるようなこととは思えない、むしろ、国はしっかり対応するとアピールすべきことだ。<br>
　　　　　　　　　　　　　　　　　□<br>
　記者になってから、行政の「非公開」には猛烈に反発した。知る権利を声高に叫ぶつもりもなかったし、オンブズでもないが、非公開にするようなものでないものまで当たり前のように隠す姿勢が理解できなかった。取材される側にも言い分があることは分かるが、具体的な作業部会に入ろうとも思わないし、仮に個人にかかわる話が出たとしても、そんなことは書くはずがない。後できちんと説明し、理解を求めればよい。<br>
　その行政も、情報公開と説明責任を掲げた片山知事の出現で徐々に変わっていった。知事が言ったのは当たり前のことだが、それが新鮮に映るぐらいだった。県庁はその後、予算案など政策の立案過程もホームページで公開。片山効果で情報公開する姿勢は県議会や市に広がっていった。<br>
　その片山知事がいいことを言った。「隠すとロクなことがない、謝ってしまえば楽だ」。不祥事が起きればを隠そうとするが、会見を開いてオープンにする。隠そうとするから、そのことが発覚した際にボロが出る。私の経験からも全くその通りだ。<br>
　　　　　　　　　　　　　　　　　□<br>
　かつてと比べると、行政も格段に情報公開に前向きになった。いまやネット社会、アピールしたり、発信することも行政の重要な要素となった。公開・非公開の在り方を考えるとき、大事なのはどこを向いて仕事をするか、だと思う。県民や国民はそのことを敏感に感じている。知事として霞が関改革を訴えた片山総務相には、おひざ元から新たな風を巻き起こしてほしいのだが。（鵜）]]>
        
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    <title>なぜここまで頑張れるか</title>
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    <published>2011-01-13T00:57:14Z</published>
    <updated>2011-01-13T06:19:31Z</updated>
    
    <summary> 吉本新喜劇の舞台に立った平井知事 　平井伸治知事がダウンした。直接の原因はイン...</summary>
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<img alt="1101131.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1101131.jpg" width="256" height="169" /><br />
吉本新喜劇の舞台に立った平井知事
</div>
　平井伸治知事がダウンした。直接の原因はインフルエンザのようだが、年末年始の雪害対策など過労も要因だろう。大阪の吉本新喜劇に出演し、とんぼ返りで再び雪害対策。正月も休む暇がなかった。というか就任以降、休日もイベントへの出席などでほとんど休みを取っていない。たぶん、体はくたくただと思う。なぜ、知事はここまで頑張れるのか。<br>
　今だから言えるが、平井知事のダウンは就任後、２回目だ。１度目はブラジル出張から帰国後。十二指腸潰瘍を患い、体に黄疸ができた。知事日誌には内部協議とあったが、知事室を抜け出し中央病院で点滴を受けていた。そんな状態でも休まない。秘書が休日の催しへの出席キャンセルの話をしても、「もう少しで盆休みだから。そうしたら家族で過ごせる」と振り切って出て行った。就任から１年半後、初めて連休を取った。こんな知事はまずいない。　<br>
　知事は若くして父親を亡くしたからか、健康にも気を配っている。酒もたばこもやらない。息子２人は県外に住んでおり、私邸に妻と二人きり。祝賀会に出席しても、帰ってから議会の議案資料に目を通すぐらい優等生だ。基本的にまじめ人間だ。<br>
　東京の神田で生まれ、子どものころは秋葉原などで遊んだ。父は弁護士。頭がよく有名私学の開成中―開成高から現役で東大法学部に進学。卒業後は自治省に入り、米国のＵＣＬＡにも留学。片山前知事の下で全国最年少で副知事に就任した。絵に描いたようなエリート人生だ。半面、スポーツは大の苦手。おしゃれのセンスはない。好きな食べ物はオムライスとコーヒー牛乳という庶民派の面も持つ。<br>
　知事を支援してきた経済人らは「官僚臭さがなかった」と話す。東京育ちのエリートだが、副知事時代から上から目線ではなく、謙虚。フランクに話せ、人の話をよく聞いてくれる。これまでの官、鳥取県庁にはいないタイプであった。講演に行ってもその後の懇親会で仲良くなる。必ず顔と名前を覚える。目線が同じで民間に近い感覚を持っている。これで一発でファンになる。ある面、人たらしだ。<br>
　一方、庁内の評価は少し違っている。部下には強烈に厳しい。片山県政時代、職員は知事室に入るより、副知事室に入ることを恐れていた。では、なぜそこまで叱るのか。平井知事は県職員が民間や県民に対して横柄な態度をとることをものすごく嫌っていた。県民の目線で仕事をしない、基本が分かっていない職員は相手にしない。県職員の仕事が理解できていないということだ。<br>
　ただ、職員には能力差もある。頭の回転が早い知事と違って、一つのことをやるにも時間がかかる職員もいる。全員が知事のように達者ではない。成果も出ない。職員の一部は、庁外の県民に見せる顔と庁内での対応の二面性に戸惑い、それが評価を分ける。<br>
　しかし、知事には信念があるのだと思う。この鳥取県のトップとしての。それはどのように形成されたのか。<br>
　面白いものである。優等生であれだけまじめな平井知事が大阪の吉本新喜劇の舞台に立ち、眉毛を太くし笑われる側を演じる。確かに「二面性」がある。パフォーマンスもやり、新聞やテレビに取り上げられることが好きだが、不得手なことをやっているように感じる。テレビカメラの前でラーメンを食べてみたり、県内企業が生産した商品を上手にほめてみたり。知事がここまでしないといけないのかとも思う。<br>
　別の優等生の片山前知事なら絶対やらない。それをなぜできるのか。根底には、経済への踏み込んだ考え方がある。線引きをしていても始まらない、鳥取県を豊かにしたい。関西連携の中で大阪に売り込んだり、食のみやこをアピールしたり、県内の民間企業を元気にしたり、そのためには何でもする、私を上手に利用してもらったらよい、との考えだ。<br>
　半面、今回の雪害対策で見せたように県民の生命と財産を守るためなら全力を挙げる。議会や各種団体とも良好な関係を築く中で政策的なことはきちっとやっていく。その点では片山前知事とも東国原前宮崎県知事とも橋下大阪府知事とも違う。平井流であり、この指とまれ、一緒になって鳥取県を良くしようやという考えが念頭にある。ただ、知事だけが走り回り今回のようにダウンしている。その点では肝心の県庁の総合力はまだ発揮できていないのだが。<br>
　では、何が知事を突き動かすのか。これについては私見だが、初出馬時の自らの体験がベースにあると思う。自民党の候補になかなかならしてもらえなかった自分。順風満帆にきた人生だったが、その時に胸に突き刺さったものがあり、それを超えるため頑張る。当時、知事は「鳥取県に命をささげる」と言ったが、本心だったと思う。だから、病気をしても休もうとしない、休んでいられない。推測の域を出ないのだが、知事には将来、ぜひ本を書いてこの点を説明してもらいたい。知事経験者の地方自治の教科書のような本よりも、よほど読み応えがあろう。<br>
　「熱が下がった」ということで平井知事は１２日夜上京し、１３日午前に激甚災害指定の要件緩和を各省庁に要望した。相変わらず休まない。（鵜）<br>
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    <title>新年に想う＠ＴＯＫＹＯ　ＣＩＴＹ</title>
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    <published>2011-01-11T07:47:34Z</published>
    <updated>2011-01-11T08:08:19Z</updated>
    
    <summary> 葛飾柴又は寅さんのふるさと 　○…新年早々、足に豆をつくった。４日から３連チャ...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;font-size:10pt;padding:5px;">
<img alt="1101111.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1101111.jpg" width="155" height="256" /><br />
葛飾柴又は寅さんのふるさと
</div>
　○…新年早々、足に豆をつくった。４日から３連チャンで代理店やスポンサーへのあいさつ回り。鳥取なら車でチョイだが、東京では地下鉄を乗り継ぎ、地上に出てからも歩き、足がパンパンになる。<br>
　３日目は、出版社にあいさつに伺った。まずは音羽グループの講談社や光文社へ。ロビーのショーケースに並ぶ本を見て、この本はここが作っていたのかと勉強になる。続いて古書街で知られる神田神保町へ。ここには小学館を中心とする一ツ橋グループの出版社がある。出版社も大小さまざまだが、入った瞬間、社風のようなものを感じ面白い。老舗の岩波書店のあと、飛び込みで有斐閣へ。法律の専門書などを扱っている出版社だ。聞けば創業１２５年とのこと。学生時代に使っていただけに（実際には持っていただけだが）、歴史を感じるロビーの展示物は興味深かった。<br>
　この日１日で９社を訪問。ご縁を大切にしたいと思うと同時に、東京では革靴は履けないなと思った。<br>
　○…正月といえば寅さん。葛飾柴又の帝釈天にお参りした。アパート近くの荒川を越えると葛飾区だ。京成電鉄の高砂駅で金町線に乗り換える。といっても２駅しかない路線だ。電車の外側には人気漫画「こちら葛飾区　亀有公園前派出所」のポスターが。下町ののどかな雰囲気が漂う。<br>
　ところが、柴又に着くとものすごい参拝者。駅前に寅さんのブロンズ像があるのだが、携帯カメラで記念撮影する人でいっぱい。帝釈天までの参道はほとんど歩けない状態で、沿道に並ぶ名物の草だんごは食べられる状況にない。人の多い所は苦手だ。<br>
　帝釈天は本堂の彫刻の美しさなどでも知られ、敷地には尾崎士郎の人生劇場の碑もある。参拝は２回目だが、前回は猿回しも行われていた。近くには寅さん記念館、さらに矢切りの渡しもある。今後は墨田区のスカイツリーと合わせて、観光コースとしての人気に拍車がかかりそうだ。<br>
　初めて知ったことがある。柴又の伝統工芸品は「亀の子たわし」だそうだ。足を運んで学ぶことも多い。<br>
　○…年末に最新式の３Ｄ対応のスマートフォンを買った。東京ではスマートフォンは当たり前の世界、「激変するメディア環境」に少しでも慣れておきたい。しかし、ＩＴ関連機器の進化はすごい。音声でグーグルの検索もできる。動画やナビ、音楽…これ一台で大抵のことはこなせる。<br>
　スマートフォンは、アプリケーションを張りつけるのだが、その中に大手５紙のニュースが見れるアプリがある。見出しを押せば、前文が見れ、さらに「元記事」まで読める。しかも無料だ。ありがたいことだが、同業者としては今後、紙媒体はどうなっていくのか心配になる。<br>
　新聞は持った際に、独特の質感がある。見出しがあり、写真があって記事が流れ、整理記者が価値判断に基づき、読みやすいようにレイアウトしている。手段としてのネット検索やスマートフォンが優れていても、記事内容や料理の仕方など、いわば頭脳や職人技にはまだ対応できていない。また、信頼性や読み応え、読者に訴える力など新聞媒体の強みは変わらない。<br>
　しかし、情報を受ける側の環境の変化に対して、新聞側も電子新聞などで対応していかねばならないのも事実。すでに始めているところもある。距離感は難しいが、２０１１年はいろいろな意味で「再構築」の年か。（鵜）<br>
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    <title>駅とまちづくり…こだわる理由</title>
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    <published>2011-01-07T05:44:24Z</published>
    <updated>2011-01-07T09:34:52Z</updated>
    
    <summary> 駅北開発はどうなるのか 　１３日の民主党大会を前に、党内が緊迫している。菅首相...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;margin:5px;font-size:10pt;">
<img alt="1101071.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1101071.jpg" width="256" height="172" /><br />
駅北開発はどうなるのか
</div>
　１３日の民主党大会を前に、党内が緊迫している。菅首相ら執行部と小沢グループによる対立は日を追って激しさを増している。大会前日の両院議員総会、さらには内閣改造、通常国会召集、小沢氏の政倫審出席と強制起訴。政局は先が読めない状況だ。一方、昨晩から携帯電話が鳴る。聞けば、県議が理事長を務める倉吉市内の社会福祉法人の問題。こちらも春の統一地方選を前に緊迫している。<br>
　「あれはあれでいいんじゃないですか」と中部本社の記者。前回、ベールを脱いだ新倉吉駅のことを書いたが、やはり評価はさまざまのようだ。鉄道好きだけに思いが強いのだが、駅周辺整備はこれからの倉吉のまちづくりにも大きく影響する。これまでの取り組みも含め、一回整理しておきたい。<br>
　まず、倉吉駅には他にない大きな特徴がある。鳥取でも米子でも、泊でも八橋でもそうだが、通常市街地は駅の北側に広がっている。ところが、倉吉だけが駅南に街が形成されている。よって、倉吉市にとってはいかに駅北側を開発するかが、まちづくりのキーワードになっていた。<br>
　河北地区の区画整理事業に伴い、大型量販店が国道９号に近い旧羽合町に隣接する地域に進出。車社会の到来など時代の流れとともに、倉吉の中心部は北側に移行していく。これに伴い、成徳、明倫地区などかつての商店街はシャッターが目立つようになる。一方、駅北側は民家が密集し道路も狭く区画整理から取り残されていた。そこで駅北整備への取り組みが始まる。<br>
　行政や経済界などはかなり前から、倉吉の発展には駅北の整備が不可欠と認識していた。国道９号と直結する道路の整備など、いかに早く山陰道までつなぐか。青年経済人らは市発展のグランドデザインを描くなど、早くから議論してきた。ところが、行政側との歯車がなかなかかみ合わない。<br>
　一方、市選出の県議は東伯郡選出の大物県議をかついで、県議会に倉吉駅周辺整備の特別委を設置。単に駅周辺のみならず、中部全体の振興策に取り組む狙いだった。倉吉駅は倉吉のみならず、中部や温泉郷の玄関口との認識は多くの人が持っていた。<br>
　その後、駅の橋上化と自由通路の整備など駅北開発の計画が練り上がったのだが、一つ欠けていることがあった。ここまで議論され、市民の悲願であったのに、この整備計画が市民の中で共有されていなかったことだ。だから、期待感が出てこない。<br>
　実は私自身もどんな絵が描かれるのか、いまだよく分かっていない。もちろん、こういう仕事をしているから、水面下の話やそれに関する意見の衝突などは耳にしていた。しかし、倉吉の駅周辺がこんなに変わるんだよと人に説明できなかった。ある時、市内の著名人が今度の駅にはエスカレーターがつかないそうだ、と言う。橋上化やバリアフリーなどを考えてもさすがにそれはないと言ったが、市役所をよく知る人でもその程度の認識だった。<br>
　石田市長は奥ゆかしい性格だが、もっとアピールしてもよい。倉吉１００年の計だ。大看板を作ったり、駅周辺整備に伴う事業イベントなどを次々展開し、市民に中部の住民に期待感をもたせてもらいたい。発信していくというのも行政の重要な要素だ。その中でまちづくりにどう生かしていくかなど意識の共有化も図られる。<br>
　駅はシンボリックなものだと考えている。映画の題材にもなるが、まちの将来像を考える大きなポイントになる。外から倉吉に来た人をどう迎えるか、その意味ではもてなしの最前線だ。旅行をしていても駅に降り、そこで観光地への行き方を聞いた際、丁寧に答えてもらったら、その町が本当に好きになる。場合によっては、もう一度来てみたいと思いながら帰りの列車に乗る。<br>
　さらに、駅はコミュニティースペースでもある。地域の人たちが駅で待ち合わせをしたり、お年寄りが待合室で談笑したり、都会から帰ってきた息子を迎えたり、元気で頑張れよと送り出したり。あったかいものを感じる。かつて待合室の座布団を作ったり、人知れず花瓶の花を換えているおばあさんの取材をしたことがある。無人駅は寂しいが、その中でも駅を大切にしたいという気持ちが伝わってきた。<br>
　その点では、利用者や地域の人たちが作り上げていくのが駅と言っていいのかもしれない。建物ができて竣工式をしてお終いではなく、それを地域のためにどう生かしていくかをみんなで考える。新しい倉吉駅は市民に大きなテーマを投げ掛けている。（鵜）]]>
        
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    <title>帰省ラッシュと倉吉駅</title>
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    <published>2011-01-05T00:07:48Z</published>
    <updated>2011-01-05T00:23:42Z</updated>
    
    <summary> 帰省ラッシュの中、スーパーはくと（右側）に乗り込もうとする乗客＝３日、JR倉吉...</summary>
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    </author>
    
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        <![CDATA[<div style="float:right;font-size:10pt;width:154px;"><img alt="110105.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/110105.jpg" /><br />
帰省ラッシュの中、スーパーはくと（右側）に乗り込もうとする乗客＝３日、JR倉吉駅
</div>
　大雪の正月が明け、３日上京するためJR倉吉駅へ。この日は帰省ラッシュのピーク。予想はしていたが、駅構内は混雑している。持っている切符は自由席。「スーパーはくと」は倉吉発で姫路までは座れるが、姫路からの新幹線は「立ち」を見込んでいた。案の定、「ひかり」はデッキまで帰省客でぎっしり。空間がある列車中央に入っていったのだが、それが良かったのか、新大阪で降りる人があり、東京まで座ることができた。ラッキーだ。今年はいいことがありそうな予感。<BR>
　何十年ぶりに帰省ラッシュに遭遇し、考えることがあった。中部の人は過去、倉吉―東京間は寝台特急「出雲」を使っていた。空港は降りてからが面倒。寝てたら着き、２便あり便利だった。東京での陳情を終えた市役所幹部も出雲号で帰り、朝そのまま仕事へ。それが１便となり、ついには伯備線経由・上郡乗り換えの「サンライズ出雲」に。ただ、中部の人は使いにくい。<BR>
　列車に限らずなのだが、無くなってみて初めてそのありがたみが分かる。出雲号廃止の際、中部本社の記者がその様子をリポートした。かつて廃線となった倉吉線も絡め、記者は「そこには乗らない自分たちがいる」と締めた。その指摘に対し、出雲号を愛していた県選出国会議員からおほめの言葉をいただいた。「鉄ちゃん」でもあった。<BR>
　私も汽車が好きだ。学生時代は「青春１８きっぷ」で北海道などを旅した。オホーツク海に面したローカル線と掘っ立て小屋のような駅舎。哀愁を感じた。私は鉄道の音を聞くとわくわくする。あのガターン、ゴトンと揺れる音、列車がすれ違う際のヒューンという音。いわば「音鉄」だ。倉吉に帰省する際も高額な飛行機ではなく可能な限り列車を使う。経費削減にもなる。<BR>
　その倉吉に年末、新しい駅舎が姿を現した。悲願の駅北開発と連動した整備で自由通路で南北の一体化が図られるという。が、その駅舎を目にし、なぜか違和感を感じた。ガラス張りを前面に木材が縦線を描いた、和風の雰囲気を醸し出す建物。表現が難しいが、私の感覚では首相官邸風だ。<BR>
　駅の隣には倉吉のまちの特徴を生かした土蔵風の派出所、さらに回廊（バスターミナル）の先に瓦屋根の情報プラザがある。設計者には意図があり、コストやその後のメンテナンスのこともあることは分かる。土蔵風がいいとは言わないが、私の感覚とはフィットしないのだ。<BR>
　夜の街の何カ所かで複数の経済人と一緒になったが、だいたい同じことを言う。県外関係のようだが、倉吉のいい面も悪い面も知っていたら、ああいう建物にはならないのでないか、ということだ。もちろん、私は建築の素人で主観がおかしいのかもしれないし、すでに出来上がっておりどうにもならないのだが、いろいろなことが頭をめぐる。<BR>
　これから開発が進む駅北からの風景はどうなるのか、倉吉駅は中部の、温泉郷の玄関口でもあるが、倉吉は遥かな町で売り出しているが、かつて倉吉はトイレ一つにもこだわったが、バブルの塔のような未来中心はコンペ方式を採用したが。倉吉の高校が甲子園に出たら懸垂幕はどうするのかまで考えてしまう。<BR>
　設計や建築の世界は、地図に残る仕事であり、いまの評価と５０年後の評価は違うであろう。倉吉市役所は著名な建築家の作だが、いまとなってはそのことを言う人も少ない。斬新なものでも、使い勝手はどうかということもある。見る角度によってさまざまな声があり、評価も人によって違う。目が慣れてきたら、周囲に溶け込んでいくものでもある。<BR>
　一方、外からの目は内の人間が気付かない、息吹のようなものをもたらしてくれることがある。その点では、可能性のある新倉吉駅と言っていいのかもしれない。かつてこんな話を聞いたことがある。「出張から帰り、上井（現倉吉駅）から倉吉線に乗ってカーブに差し掛かると、打吹山がシルエットで見えてくる。倉吉に帰ってきたんだなあと思う」。市民の心の中に入っていくような倉吉駅であってほしい。（鵜）<BR>
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    <title>「大阪日記」２０１０－２０１１</title>
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    <published>2010-12-30T01:46:40Z</published>
    <updated>2010-12-30T01:47:35Z</updated>
    
    <summary>　「荒川」が流れる埼玉県境の東京・西高島平での生活は一転、異動にて大阪へ。ミナミ...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/">
        　「荒川」が流れる埼玉県境の東京・西高島平での生活は一転、異動にて大阪へ。ミナミの歓楽街を流れる「道頓堀川」沿いを訪れることしばしば。大学のボート大会が開かれる荒川の健康的な雰囲気とは裏腹に、道頓堀川のそれは、宮本輝著『道頓堀川』によると、次のようになる。
　「夜、幾つかの色あざやかな光彩がそのまわりに林立するとき、川は実像から無数の生あるものを奪い取る黯（くろ）い鏡と化してしまう」
　ネオンの光に染まっても、日が差せば「巨大な泥溝（でいこう）」になる道頓堀川は、歓楽街を流れるがゆえの宿命か。
　いや、違うはず。
　「川は川なりにきれいになりたいと思うけど、関心が無かったら『ええやん』ということになるやん」と取材で知り合った大阪人は説き、河川の浄化運動に精を出す。
　全国どこに行っても地域を愛する人はいる。それが、記者の機微に触れ、筆を走らせる。鳥取の外にいてもこの気持ちを大切にしたい。新年の抱負です。（風）
        
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    <title>「東京日記」２０１０→２０１１</title>
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    <published>2010-12-27T09:18:35Z</published>
    <updated>2010-12-27T09:37:28Z</updated>
    
    <summary> 劇団「座・がいな」のメンバー 　ことしも残すところ４日。政治の劣化を見せつけら...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;padding:5px;width:207px;">
<img alt="1012271.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1012271.jpg" width="207" height="256" /><br />
劇団「座・がいな」のメンバー
</div>
　ことしも残すところ４日。政治の劣化を見せつけられた２０１０年が終わろうとしている。２０１１年はどんな年になるのか、特に経済の展望が開けるのか、気になるところだ。<br>
　個人的には、初めて営業の仕事に携わることになり、編集や報道現場とのカルチャーの違いを感じるとともに、国会取材などでこれまでにない経験をし、刺激的な年でもあった。<br>
　かつて都会からＵターンした際、当然のことながら都会と田舎の違いを感じた。価値観はあろうが、文化的なことの享受という点ではかなり差があるように思った。文化も多種多様だが、都会では一流に触れる機会が多い。その感覚も地元で奮闘する人々を取材する中で薄れていったのだが、再び上京してみて、やはり恵まれていることは確かだ。ただ、先日、面白い仕掛けを考えている人たちに会った。芝居をベースに、東京から地方、地元の鳥取県中部にベクトルを向けている。<br>
　倉吉市下福田出身の山崎靖明さんは３３年前、「劇団影法師」、さらに２３年前には「笑う猫」を立ち上げ、全国各地で公演活動を続けている。都内に大きなスタジオを持ち、その世界では名が通った人だ。同じ地元でもあり、存在は知っていた。ひょんなことから電話がかかってきて、武蔵野の事務所におじゃました。<br>
　待つ間、芝居の練習を見学した。それが１月８日から３０日まで三朝温泉の三朝館で上演する「みっつの谷伝説」。演じるのは「座・がいな」のメンバーで、山崎さんがプロデューサーを務める。<br>
　プロの劇団「座・がいな」は倉吉市で旗揚げされ、団員は県中部在住者らを募った。というか「雇用する」と考えている。「プロ劇団」という誘致企業が、地元の若者を採用し雇用に貢献すると同時に、芝居という文化を持って地域を元気にしようとしている。<br>
　山崎さんの発想の素晴らしい点は、文化・芸術を産業とリンクさせようとしている点だ。そのことで地域が前進したり、活性化につながるのではないかと考えている。「座・がいな」プロジェクトはその実験であり、地域住民にまず文化・芸術に触れて楽しんでもらいたいという。住民が自らのライフスタイルに文化を取り入れてそれをプラス要因とすることで、地域の創造が生まれ、地場産業が豊かになれば、挑戦する心が芽生えてくると考える。<br>
　もう一つ、山崎さんの主張の特徴は、これからは大都市ではなく、地方の方がいいものが生まれやすいとの発想だ。山も川も緑も空気も古い町並みも、すべてが舞台となる。三朝という温泉地で、しかも旅館の大広間を使った、地域に伝わる伝説をモチーフにした芝居はその実験の第一弾。宿泊客のみならず、地元の人が入浴料のみで、温泉につかって芝居を楽しむことができる。その繰り返しの中で、三朝の本通りにかつてのようなにぎわいを取り戻そうとしている。<br>
　倉吉市も「文化」を考えたことがある。文化ホール「未来中心」を造る際にはさまざまな議論があった。地域おこしや教育環境の整備には不可欠との意見、半面「文化では飯は食えない」との声もあった。ただ、景気が長期低迷し民活が期待できなくなった今、文化を雇用や産業、地域活性化に結び付けようとする山崎さんの郷土愛には納得するものがある。また、口だけではなく、実際に行動に移しており、協力したくなる。<br>
　かつて倉吉は文化が栄えたまちだった。稲扱き千歯を全国に売りに歩いた商人は、その各地の文化を倉吉に持って帰り、住民たちは最先端の文化に触れていた。青年団活動も活発で農家のせがれが芝居の舞台に立った。その芸能好きは今も引き継がれ、地域の伝統芸能や女性会活動なども活発だ。<br>
　研修を経て「座・がいな」に雇用された団員たちは今後、倉吉市を拠点に各地で公演活動を行っていく。東京の日比谷で見る演劇やミュージカルもいいが、「倉吉発」の芝居が喝采を浴びる、そう考えると、２０１１年が明るいものに思えてくる。（鵜）]]>
        
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    <title>師走スケッチ＠ＴＯＫＩＯ</title>
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    <published>2010-12-20T04:35:48Z</published>
    <updated>2010-12-20T04:40:35Z</updated>
    
    <summary> 　永田町界隈の師走の風物詩といえば、予算獲得へ地元から首長や議員が繰り出す陳情...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;font-size:10pt;"><img alt="1012201.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1012201.jpg" width="192" height="256" /><br /><br />
<img alt="1012202.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1012202.jpg" width="190" height="256" /><br /><br />
<img alt="1012203.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1012203.jpg" width="192" height="256" /></div>
　永田町界隈の師走の風物詩といえば、予算獲得へ地元から首長や議員が繰り出す陳情風景が定番だったが、民主党政権となって様変わり。政治主導とやらで省庁に陳情しても無駄足となるためか、それとも迷走内閣に期待していないのか。２４日には来年度予算の政府案が決定するが、静かだ。永田町周辺の師走を追った。<br />
<br />
①「自民党本部前に黄色のじゅうたん」<br />
　政権の座を転がり落ちてからは自民党本部に寄り付く人も少なくなった。所属議員は「やはり政権党でないと」を実感しているだろうが、菅内閣が迷走し支持率急落でチャンスのはずだが、どうもピリッとしない。というか話題にもならない。まさか大連立を狙っているわけではなかろうが、挙げ足取りではなく、政策的な違いを鮮明にするなど「確かな党」を打ち出さないと浮上はできないか。イチョウのじゅうたんは風情があるが、赤じゅうたんを踏む意味を考えたい。<br />
<br />
②「新旧交代、議員もしてほしいが」<br />
　贅沢すぎると週刊誌でたたかれた新議員会館（奥）、その隣で古い会館の取り壊し作業が進んでいる。本紙「永田町の風」で自民党国会議員が「永田町には妖怪が巣くう」と書いていたが、その〝巣〟であった旧会館は、日本の政治の舞台裏や政変などさまざまな出来事を見てきた。一方、新しい会館は室内が広く使い勝手もいいようだ。衆院第一、第二、参院の３つの会館と国会議事堂は地下で結ばれ、雨の日も移動が楽。地下の食堂はこの辺りでは安くておいしいものが食べられる。都心の議員宿舎といい、恵まれている分しっかり働いてほしいが。<br />
<br />
③「赤プリ最後のクリスマスイルミネーション」<br />
　赤プリの愛称で親しまれたグランドプリンスホテル赤坂で年末恒例の建物を使ったクリスマスツリーが浮かび上がり、師走ムードを盛り上げている。赤プリといえば、バブル期はここで食事をしたり宿泊するのがステータス。ところがその後、外資系のホテルが建ち、また再開発に伴うホテル建設などで、かつての輝くばかりの魅力も失われていった。新しく建て替えられるようで、名物のイルミネーションも最後という。景気の回復が実感できないまま今年も終わろうとしているが、いい時代があったことを目に焼き付けておこう。（鵜）
　
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    <title>「東京―鳥取」３題</title>
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    <published>2010-12-15T11:08:51Z</published>
    <updated>2010-12-16T09:00:14Z</updated>
    
    <summary> 大都会・東京。六本木ヒルズから新宿方面を望む 　○…東京・銀座に進出した牛骨ラ...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;font-size:10pt;width:256px;"><img alt="1012151.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1012151.jpg" width="256" height="192" /><br />
大都会・東京。六本木ヒルズから新宿方面を望む
</div>　○…東京・銀座に進出した牛骨ラーメンの店に行った。本店は琴浦町赤碕。ラーメン好きで、かつて東伯エリアを担当していたとき、昼食時はこの「Ｋ」か浦安の「Ｓ」に何度も通った。銀座店はカウンターのみだが、お客さんが次々訪れている。自動券売機で牛骨ラーメンとトッピングのネギを購入。かつて本店で働いていた息子さんが作ってくれた。銀座だけあってどんぶりはハイカラだったが、味はそのまま。銀座の中の赤碕だ。<br>
　ここ銀座はラーメン激戦区。全国の味が楽しめる。その中で奮闘する牛骨ラーメン。十分に味で勝負できる。地元の県中部では「応麺団」ができ、ラーメンラリーも行われている。盛り上げていきたい。<br>
　○…スポーツ紙を読んでいたら、「アーネストリー　有馬回避」の見出しが目に入った。中央競馬のことしのGⅠを締めくくる、有馬記念（２６日）での出走を取りやめたという。アーネストリーは秋の天皇賞で３着に入り、有馬でも有力馬だっただけに惜しい。疲れが原因という。<br>
　天皇賞が行われた東京競馬場には、アーネストリーに声援を送る森安保伯耆町長の姿があった。町長によると、この馬は産まれたころは体が弱かったが、同町内の競走馬トレーニングセンターで鍛え、ついには天皇賞に出走するまでになったという。その話を聞き、町長はいてもたってもいられなくなったのだろう。競馬はロマンだ。<br>
　○…鳥取県学生寮の「明倫館」。高級住宅地の世田谷区成城にある。なぜこんな一等地に、聞けば国有地の払い下げ時に県が買ったようだ。男子寮で全室個室。高校を卒業したばかりの大学生や専門学校生のほか、一度社会人となり再度学校に入り直した寮生もいる。寮祭に呼ばれたが、県立高校の校長を務めた寮長は慕われ、寮生も生き生きしている。青春だ。<br>
　彼らが書いた寮誌『風紋』には、県内の高校生に向けてのエールも。「目の前のすべてがあなたの個性につながっている。すべての人、もの、ことを大切に、懸命に取り組むこと。あらゆるアクシデントに抵抗を示し、ひたすら主張と挫折を繰り返すことです」。大都会・東京で、みんなが頑張っている。（鵜）<br>

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    <title>政治主導と予算</title>
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    <published>2010-12-14T04:39:57Z</published>
    <updated>2010-12-14T04:41:18Z</updated>
    
    <summary> 国会は機能しているのか　民主党内の対立が激化している。「政治とカネ」をめぐり小...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;font-size:10pt;"><img alt="1012141.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1012141.jpg" width="192" height="256" /><br />
国会は機能しているのか</div>　民主党内の対立が激化している。「政治とカネ」をめぐり小沢一郎元代表の政治倫理審査会への出席を求める執行部、茨城県議選の惨敗など党執行部の責任問題を追及する小沢グループ。尖閣諸島問題に閣僚の舌禍、菅政権の支持率は下がるばかり。政権交代時の民主党への期待はもやは過去のものだ。<br>
　なぜ、民主党がここまで迷走するのか。菅首相はこれまでは「試運転」と言ったが、これではとても国のかじ取りを任せられない。予算委での答弁を聞いていても、棒読みとのらりくらり。国のトップとして、わが国をこうしたいんだというビジョンを全く感じない。野党時代の精彩さはなく、首相という座にしがみついているだけに映る。<br>
　政治が劣化し本来の役目を発揮できない中、来年度の予算編成はどうなるのか。行政関係者はもちろん、国会議員でさえ戸惑っている。というか、先が見えてこない。いまのところ、今月２４日に政府案が決定、１６、１７日に大臣折衝が行われると言われているが、どのような形で進み明らかになっていくのか、見当がつかない。<br>
　政権交代後の昨年の予算時も困惑した。民主党が政治主導を掲げる中、まず陳情や要望活動は幹事長室に一元化された。これには県内首長からも異論があったのは記憶に新しい。政治マターの形で国会議員からあの予算は付いたなどの情報が流れてくるが、役所は正式に聞いていないため、裏が取れない。<br>
　鳥取県でも、まず党県議が結果を発表するという。だが、担当者でもない限り、県下の道路整備事情や進ちょく状況など分かるはずがなく、質問もできない。県も対応に苦慮し通例の知事会見もなかった。自民党時代が良かったとは言わないが、復活折衝も含め道筋が見えていたのは確かだ。<br>
　そもそも政治主導とは何なのか、民主党は国民のためにどんな予算を作りたいのか。多数の懸案を抱え疲弊する地方は、その行動をしっかり見ている。（鵜）<br>
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    <title>スカイツリーと不景気</title>
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    <published>2010-12-07T07:01:42Z</published>
    <updated>2010-12-07T07:07:45Z</updated>
    
    <summary> 〝逆さツリー〟。十間橋から撮影 　建設が進む東京スカイツリー（墨田区押上）がつ...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;font-size:9pt;"><img alt="1012071.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1012071.jpg" width="211" height="256" /><br />
〝逆さツリー〟。十間橋から撮影 </div>　建設が進む東京スカイツリー（墨田区押上）がついに、５００メートルを突破した。６日現在で５１１メートル。完成すれば６３４メートルの世界一の電波塔となる。<br>
　実は毎日、このタワーを見ている。アパートの玄関扉を開けると、上部が見えるのだが、どんどん延びていく。タワー周辺は週末ともなれば大勢の家族連れが詰め掛け、携帯カメラで「途中経過」を撮影。すでに東京の新観光名所となっている。<br>
　撮影ポイントは近くの十間橋の上。下を流れる川にタワーが映り、〝逆さツリー〟が楽しめる。川がきれいでないだけにくっきりだ。<br>
　東京はいま、浅草など下町がブーム。タワーの周辺はまだ、細い路地など東京の下町の面影が残っており、飲食店などと合わせてテレビでもよく取り上げられる。<br>
　アパート近くにある飲食店には、ここで働く職人さんが立ち寄るが、一生に一度の仕事。誇りを持って働いている。聞くと、困るのは上で作業中の排尿・排便の処理。ロープで上げ下ろしするそうだ。<br>
　脚光を浴びるタワーと裏腹に、周辺住民からは心配する声も漏れる。周囲は道が狭く駐車場がほとんどない、大型ホテルもない。下町だから当然なのだが、完成すれば交通渋滞が予想され、バブル期にあったような第２の地上げが始まらないか。<br>
　また、いまは周辺の店舗もスカイツリー効果で客が入っているが、完成すればタワー内に飲食店街ができる。お客がタワー内で完結し、周辺に流れないのでないかという懸念だ。<br>
　一方、墨田区には中小・零細企業が集積しているが、円高などの影響で仕事がない状況。多くが「景気が悪い」と口をそろえる。世間では、東京の一人勝ちのように言われるが、「そんなことはない。東京も不況下にある」と否定する。<br>
　東京スカイツリーが織り成す物語。光と影を感じる町でもある。（鵜）]]>
        
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    <title>平井県政と危うさ</title>
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    <published>2010-12-06T07:14:19Z</published>
    <updated>2010-12-06T07:43:07Z</updated>
    
    <summary> 正副議長に挟まれた平井知事＝１１月、都内 　東京に来て２カ月余り。国会議事堂前...</summary>
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        <![CDATA[<div style="float:right;padding:5px;font-size:10pt;"><img alt="1012061.jpg" src="http://www.nnn.co.jp/mt/henshu/1012061.jpg" /><br />
正副議長に挟まれた平井知事＝１１月、都内</div>
　東京に来て２カ月余り。国会議事堂前の歩道にイチョウのじゅうたんができ、赤プリ最後のクリスマスイルミネーションが師走ムードを醸し出している。都会では人の動きも速いが、時間もあっという間に過ぎ去っていく。<BR>
　その中にあっても、やはり鳥取県のことが気になる。よく選挙は本丸よりも出先の方が情報がある、と言うが、東京にいて鳥取のことを聞く機会がある。離れているからこそ、本音も耳にする。<BR>
　先日は、県議会が２年後の廃止を決定した専攻科問題についてこんな意見を聞いた。学力、生徒の意欲との関係だ。専攻科があることによって生徒は現役時から高い目標を持って取り組める、なくすと今の実力で入れるところを狙うようになる、親の家計のことなども考える、生徒の目標設定が違ってきて必然的に現在の進学状況が落ちてくる、また本当に県内の受け皿は十分なのか、という意見だ。<BR>
　専攻科の存廃についてはさまざまな意見があろううが、要は廃止決定までの議論が十分なされたのか、という指摘だ。付帯意見付きで容認した環境大の公立化問題についても同様のことが言える。<BR>
　この二つの問題は９月議会開会前から、争点として注目されていた。一方で、県議会には別の「争点」もあった。先の参院選の戦後処理をめぐってぎくしゃくしたムードが漂い、微妙なバランス関係にあった。もう一つ、懸案の定数削減問題に結論を出さねばならなかった。専攻科も公立化も質問戦や委員会を経て、最高の意思決定機関である議会が結論を出したのだが、それでも議論は十分だったのか、という疑問がわく。それはなぜか。<BR>
　環境大については思い出がある。かつて知事室に入って、片山前知事に、地方の私学経営の難しさや一度は都会に出てみたいという若者の志向も含め、「本当に大丈夫か」と問うたことがある。片山知事から明確な答えはなかったが、知事もそんなに乗り気ではないと感じた。その後、片山知事は結論を県議会にゆだねたが、一部に難色を示す声はあったものの、大きな声のほうに流れていった。当時、県議はこう言った。「官が造って民で運営する。公設民営ほどいいやり方はない」。ところが、いまはどうか。<BR>
　仮に公立化するにしても、これまでの経営のやり方を十分に点検・検証し自助努力した上ならよいが、文科省申請のタイムリミットを意識しながらの公立化や学科改編、知事がかじを切ったからでは何か腑に落ちないものがある。教育の本筋の議論も見えてこない。県議からも厳しい意見があったと聞くし、だからこそ抜本改革などを求める付帯意見が付いた。<BR>
　この二つの教育問題の意思決定の在り方を見ていると、いまの平井県政の危うさも感じる。確かに県民から人気のある知事で、県議会も共産党以外は「オール与党」のようなもの。定期貨客船への税金投入議決の際には、県議から「平井に恥をかかせるな」の声があったぐらいだ。いまの鳥取県で平井知事を批判するのは、共産党と県職員の陰の声ぐらい。だが、このような状況は健全といえるのか。<BR>
　かつて片山知事も県民から絶大な人気があった。改革派知事として中央にかみつき、県民は戦う知事の姿を喝さいした。一方、知事が力を付けるにつれ、変化が起こる。片山知事が言うことはすべて正しいというような性善説がまかり通り、職員は県民ではなく知事を見て仕事をするようになった。知事を後ろ盾にして。２期目になると知事は県庁を空けることが多くなり、幹部は知事の代弁者のように市町村に対し「自立」「自立」と言って回った。<BR>
　当時、県ＯＢは片山県政の現場主義は、現場の声を聞くのではなく、現場に意見を押しつける現場主義だ、とやゆした。一方、経済情勢が悪くなり県民生活が苦しくなるにつれて、経済人らは知事をさめて見るようになった。外で立派なことを言っても、鳥取県はどうなんだ、豊かになったのか。だからこそ、片山知事が辞意表明した際に、即座に「平井列車」に乗り換えたのだ。<BR>
　片山氏と平井知事は性格も考え方も違う。平井知事は謙虚な人で、天狗になることはないと思う。ただ、気になるのはいまの県政―県議会の緊張感のなさだ。前任者の時は、県議会も知事と議員との丁丁発止のやり取りがあった。ところがいまは平井知事に協力するのが務めのようになっている。面白くないからマスコミも関心を示さない。片山知事の時にはマスコミ席は記者でいっぱいでやり取りを注視していたが、いまは数社しか座っていない。<BR>
　その中での専攻科廃止であり、環境大の公立化容認である。１２月議会が開会中ですでに過去のことのようだが、考える点がありはしないか。公立化へ向けての今後の取り組みについては、県民が納得するようなオープンな議論が求められる。<BR>
　再選出馬を表明した平井知事には残りの４カ月、県政の在りようを点検・検証し、その上で次の４年間の展望をしっかりと県民に示してもらいたい。それが務めであると同時に、仮に再選した場合、確かな２期目につながっていくと思う。（鵜）<BR>
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