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2010年08月24日

鉄道員の背中

若桜鉄道の駅員さんは、少ない人数で切符販売から列車の安全確認、車両整備、観光客の対応まで、何でもこなしておらます。暑い中、お疲れ様です。

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2010年08月19日

余部鉄橋は「東洋一」ではなかった

 先月16日、98年の永き歴史に幕を下ろした余部鉄橋。テレビなどの報道で「かつて東洋一と言われた余部鉄橋…」などという表現を耳にしませんでしたか?

 この「東洋一」という“枕詞”の真偽について、徹底的に調べ上げた方がおられます。

 兵庫県在住のTさん。彼はミャンマーの山奥で偶然、余部鉄橋より大きなトレッスル橋に出合いました。

 1901年にイギリスが建設した「GOKTEIK」(ゴッティ/ゴクテイク)という鉄橋です。余部と同じトレッスル橋で、15本の橋脚に支えられています。全長は689m、高さ(最高地点)102m。

 余部鉄橋は1912年に完成し、全長310m、高さ(最高地点)41mですので、当時すでに、GOKTEIKのほうが高さ・長さともに「東洋一」だったことになります。

 「余部鉄橋は東洋一の高さだで」と小さい頃から教え込まれてきたTさんは、相当なショックを受けたそうです。

 鉄道マニアでもない彼が資料をあさったり、各地の鉄道博物館などに問い合わせたりして、結論を出されました。

 「明治初期という時代背景にあって、鉄道技術者たちは、GOKTEIKの存在を認識しながらも、西洋列強を意識した対立概念として、あえて余部鉄橋の規模を“東洋一”と表現したのではないか」

 その後、時代が変わっても誰も検証することなく、行政もマスコミも東洋一という表現を使い続けて多くの誤解を生み出した、とTさんは指摘しています。

 確かに、最後まで余部鉄橋の高さが「東洋一」と勘違いしている人はたくさんいました(私の母は、なんぼ言っても高さ日本一の鉄橋だと信じて疑いません)。実際には、余部より高い橋は国内にもあります。

 地元住民が、余部鉄橋をふるさとの宝として大切にしてきたことは意味のあることですが、多くの人が最後まで勘違いしていたのは残念なことです。客観的事実に基づき、その価値を正しく再認識・修正すべきだったでしょう。余部鉄橋の魅力は、高さや長さだけではなく、潮風や風雪に耐えて役割を果たし続けるその姿、そのものにあったような気がします。こんな橋、世界のどこにもありません。どこかの歌の歌詞を借りれば、「ナンバーワン」ではなく「オンリーワン」だったのではないでしょうか。

 今回、TさんからGOKTEIKの写真をお借りしました。この橋も、きっと余部鉄橋同様、重要な役割を果たしてきたのでしょう。個人的には、どちらが一番かということにあまり興味はなく、ただただ「乗ってみたい」と思うわけであります。GOKTEIKも近く架け替えの予定があるそうです。(北)

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余部鉄橋の規模をしのぐミャンマーの鉄道橋「GOKTEIK」

2010年08月18日

4両編成の謎

 日本海新聞が発行する「うさぎの耳」で若桜鉄道を取り上げることになり、列車の走行風景の写真を撮ってきました。水田の中を走るワンマン単行列車を撮るつもりだったのですが、やってきたのは4両編成の列車。若桜鉄道が保有する全車両(SLと除雪用モーターカーのぞく)が連結されています。貴重な1枚が撮れましたが、なぜ平日の昼間に? 沿線の学校もまだ夏休みだと思うけど…。今度、何かのついでに同社に聞いてみたいと思います。

 撮った写真を見て気付いたのですが、列車には若桜線開通80周年のヘッドマークが付いていました。90年、100年と走り続けるよう、応援していきたいですね。(北)

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堂々たる4両編成で走行する1336D(若桜―丹比間)

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運転席下に祝若桜線開通80周年のヘッドマークが設置されている

2010年08月17日

新型はまかぜ続報

 181系の「はまかぜ」の定期運転は、11月6日で終了することが分かりました。7日から一斉に新型車両に置き換えるそうです。181系が新余部橋りょうを渡るのは、わずか3カ月弱という短い期間になりました。さあ、いよいよ乗りに行かなければなりませんね。

 気になる181系のその後ですが、一部は「カニカニはまかぜ」用などとして利用されるそうです。お伊勢参りの臨時列車にも引き続き使われるのでしょうか? しかし、大半は本年度末には引退となります。

 山陰になじみの深い181系です。引退後の余生は我が家の庭の一角で、と言いたいところですが、とてもそんな広さもお金もありません。若桜線あたりで動態保存できないでしょうか? 運転体験とか出来れば、全国からファンが訪れますよ。関係者の方、真剣に検討してみてください。(北)

http://www.nnn.co.jp/news/100811/20100811005.html

2010年08月09日

新型はまかぜ今秋導入 8月09日 17:21

JR福知山支社は9日、新型はまかぜを11月7日から営業運転すると発表した。松葉ガニ漁の解禁日などを考慮した。
(日本海新聞速報ローカルニュースより)

ビッグニュースが飛び込んできました。詳細は明日の紙面で…。

ファンには複雑なニュースです。春だと思って安心していたのに。
これでキハ181「はまかぜ」の余命が早まる可能性が出てきました。
すべてが秋に更新されるかどうかは、今のところ分かりません。

ファンの気持ちにも考慮してほしいな…。
国鉄色の復活を切に願います。(北)

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特急「はまかぜ」用に導入された新型気動車キハ189

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新型車両の導入に伴って定期運用から姿を消すキハ181=JR鎧駅

新旧図面

JR鳥取駅で開催中の「新余部橋りょう開通記念特別展示」(鳥取県主催)で、新旧余部橋りょうの図面が展示されています。新橋の資料の中には、今後の整備内容を示す青写真もあり、あの地域がどのようになっていくのか、ある程度イメージできました。餘部駅と集落を結ぶ山道の整備計画みたいなものも確認できました。ここは本当に急な坂道で、雨や雪が降ると大変でした。高齢者のことを考えると、ほんとうは車で上がれるようになるといいのですが。今後は保存される3橋脚の活用を見守りたいところです。(北)

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2010年08月06日

氷柱

 もうすぐお盆がやってきます。東京、大阪などから帰省する方がたくさんいらっしゃると思います。暑いですが、ゆっくりとお過ごしください。地元紙のHPにあるブログもぜひのぞいてみてください。
 最近は、列車本数も多くなり、休みの時期も分散され、昔のように乗車率200%といったようなこともなくなり、座席指定で座って、冷房の効いた列車で快適に移動できる確率はかなり高くなってきています。僕たちが学生の頃はお盆は大変な状況でしたので、大きなカバンにしっかり着替えなどを詰めて、デッキに置けばちゃんと座れるように準備していました。帰省する時期や時間にそんなにしばられていなかったので、来た列車に乗ればいいやという感覚ではいたのですが、それは京都まで。京都からの山陰線では1本乗り過ごしたら次は2時間後、到着は4時間遅れなどとなりかねない状況でした。慎重に京都(あさしお、白兎、山陰)、新大阪(まつかぜ、はまかぜ、だいせん)、大阪(同)、姫路(はまかぜ)を選んで帰ってきていましたね。
 そんな時代、夏にちょくちょくニュースで見たのが、冷房が故障して香住から“氷柱”を積み込んだというようなニュース。触れば冷たいんだろうが、そんなもん積んだだけで車内がそんなに冷えるわけもなく、おなぐさみではないかと思っていました。特急車両は窓が開かないので風が入らず、換気できませんから、気持ちのうえでは大きかったかもしれませんね。実際に遭遇した人は感想、実体験を教えてください。最近はドイツのICEでも冷房故障で車内が50度みたいなことが起こっていますが。(修)

2010年08月05日

新余部橋りょう開通記念特別展示 7日から鳥取駅で

鳥取県交通政策課からご案内をいただきましたので紹介いたします。(北)
※県からのメールの一部をそのまま抜粋しています

新余部橋りょう開通記念特別展示「amarube【余部】~これまでと、これか
ら~」

日時:平成22年8月7日(土)~16日(月) 10:00~17:00
場所:JR鳥取駅内 2F特設会場(券売機横の階段から上がっていただくところ
です。)
展示内容:
<旧余部橋りょう関係>
写真(香美町からお借りする千崎氏、服部氏のもの。岩田氏のもの。)
余部を走った列車の模型(Nゲージ・協力:鳥取鉄道模型倶楽部)
関連グッズ(旧橋図面、山陰本線ダイヤグラム、運転時刻表、サボ、硬券切符な
ど・協力・中部鉄道倶楽部「鉄」、JR西日本米子支社、豊岡駅など)

<新余部橋りょう関係>
工事中写真
工事説明資料
新橋りょう図面
使用鋼材サンプル 等

2010年08月04日

レール温度上昇でJR山陰線に遅れ 8月04日 17:17

 4日午後0時50分ごろ、JR山陰線の岩美駅のレール温度計が60度を検知したため居組-福部間で一時低速運転、普通列車6本に遅れ。午後6時には正常運転に戻る見込み (本紙HP速報ローカルニュースより)。

 このニュースを見て、レールの上で焼肉ができないだろうか、などと不謹慎なことを考えてしまいました。これも暑さのせい? この前は伯備線でレールが波打って、水まいて冷やしたというニュースがありました。原始的な方法ですが、これしかないのでしょう…。私も連日の猛暑で頭から水をかぶりたくなります。

 ところで「レールの温度計」って何でしょう。レールに温度計が設置されているのですか? 知っている方教えてください。それと、こういう場合、ロングレールのほうが安全なのでしょうか?(北)

2010年08月02日

余部の様子

 週末、取り壊し中の余部鉄橋を見てきました。保存される西側の3脚をのぞき、橋げたや橋脚は粛々と解体撤去されつつあります。家の解体もそうですが、壊すのはあっという間ですね。そのうち跡形もなく消えてしまうのでしょう。

 記録として何枚か撮っておきました。これはこれで、今しか見れない光景。偶然通りかかった代行バスと新旧鉄橋のコラボも見られました。バスは満席。青春18切符の利用者もいるのでしょうか。(北)

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遠景。鉄橋が消え、だんだんコンクリート橋の全容が見えてきた。やはり高速道路と変わらない

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時間調整のため〝餘部〟で停車中の代行バス。満席の路線バスを見かけるのはこのあたりでは珍しい

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今しか見られない代替バスと路線バスのバス停のコラボ

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民家の間から、かろうじて鉄の橋脚がのぞく。あらためてその大きさを実感

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橋げたが切断され、線路は途絶えてしまった

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急ピッチで進む工事。見に行く度に姿が変わっていくのだろう