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県西部地震、境港一部で強く 鳥大工学部調査

2009年10月06日

 2000年10月6日の鳥取県西部地震から9年。この地震の際、境港市の一部で近くの地域に比べて揺れが大きくなっていたことが、鳥取大学工学部の西田良平名誉教授や同大学院工学研究科の野口竜也助教らの調査で分かった。詳しい原因は不明だが、その後の余震活動でも同じ傾向が顕著で、西田名誉教授の研究を引き継いでいる同大学院工学研究科の香川敬生教授や野口助教らが調べている。

野口竜也助教
香川敬生教授

 県西部地震の際、境港市役所(同市上道町)に設置された震度計は震度5・6を記録、約700メートル北の境測候所(東本町)では6・0を記録した。

 西田名誉教授らは地震直後、同市内の全世帯1万3846世帯に対し、地震の際に感じた揺れなどについてアンケートを依頼、2796世帯から回答があった。

 その結果、台場公園(花町)から東雲町、米川町にかけての約2・5キロの幅200メートルから500メートルの範囲の人が他地域に比べて揺れを大きく感じていた。

 また、2003年8月から04年1月にかけ、水木ロード郵便局(大正町)、境水産高校(中野町)、本厳寺(明治町)、境測候所跡の4カ所で余震などを観測。本厳寺と境測候所跡だけが、他の2カ所に比べ地震の最大加速度が4倍になっていることが確認された。

 上下の揺れについてはあまり違いがないが、東西方向への横揺れが大きくなっているのが特徴だという。

 余震だけでなく03年12月に兵庫県播磨灘沖で起きたマグニチュード4・6の地震でも同じ傾向がみられた。

 香川教授によると、1995年1月17日の阪神・淡路大地震でも六甲山脈に沿って揺れの大きい地域が帯状に分布していたことが確認されているといい「地盤の違いが影響している可能性が高いが、詳しいことは分からない。他にも同じような地域があるのでは。時間はかかるだろうが、大切なことなのできちんと調査したい」と話している。



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