ローカルニュース
エチゼンクラゲ大量発生に困惑 1日100トン
2009年10月31日
日本海のエチゼンクラゲの発生がピークを迎え、山陰の漁業者にも被害が拡大している。鳥取県境港市の境漁港は30日、アジ、サバを中心に1105トンの水揚げがあったが、巻き網漁船の中には半分近くがエチゼンクラゲという船もあり、関係者は手間のかかる処理などに頭を悩ましている。
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| 漁獲物を境港に水揚げする巻き網運搬船。船倉からは魚と同じくらいのエチゼンクラゲが水揚げされる=29日、境港市昭和町の境漁港 |
境港水産事務所の調べでは、境港に巻き網漁船で水揚げされるエチゼンクラゲは7月に82トンだったものが8月に448トン、9月に1027トンと増え続け、今月も26日現在で954トンで合計で2511トン。その後もアジ、サバの好調な水揚げとともに増え続けており、過去最高だった2005年の2535トンを既に上回っているとみられる。
1度の水揚げで揚がる量も9月に50トン前後だったものが、10月には最大で100トンの日もあり、混獲された魚の品質が低下することもあって漁業者を悩ましている。
巻き網船については混獲されたエチゼンクラゲの廃棄処理や肥料化の費用を全漁連が負担するが、魚の品質低下分はもちろん処理や分別にかかる人件費などは丸々漁業者などの負担になるためだ。
底引き網漁などでも影響が広がっており、県水産試験場によると、被害は鳥取県沖全域に広がっている。9月ごろに大型化したエチゼンクラゲはかさの直径50センチから100センチを超えるものまでいるという。
エチゼンクラゲによる漁業被害は巻き網漁や小型底引き網漁、定置網漁など網を使う漁業全体に広がっており、県水産課などは「12月中旬以降は落ち着くと思うが、多い状態が続くとみられる11月をどう乗り切るか」と状況を見守っている。
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