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中学給食実施へ 境港市が方針転換
2010年01月14日
鳥取県米子市とともに中学給食を実施していない境港市は、2015年度に中学給食を実施する方向で検討を始めた。同市は市内7小学校の給食を15年度からセンター化することを決めており、センター化を「中学給食を実施する千載一遇のチャンス」(中村勝治市長)ととらえて従来の方針を転換した。
境港市は中学では給食を実施せず、小学校にはそれぞれに給食施設と調理員らを置いて給食を実施している。しかし、小学校5校の給食施設が老朽化したことから、1カ所にまとめるセンター化の方針を市として打ち出していた。
ただ、中学給食の実施については保護者などからの強い実施要望が寄せられる一方、「食育は家庭の役目。弁当を作ることを通した親子のつながりが大切」などといった「愛情弁当論」が根強い。また生徒や学校教職員からは「好きなものが食べられる弁当がいい」「休憩時間が減る」などの声もあり、同市教委は外部委員会などで議論を重ねてきたものの、否定的な意見が多数を占めたことから結論を持ち越していた。
方針を転換したことについて中村市長は「センター化の機を逃せば中学給食は今後実施できず、今しかない。課題は多いが、保護者の負担を減らす点からもぜひ実施したい」と表明。給食センターは公設民営方式を検討していることから「可能であれば地元の業者が受け皿になってくれれば」としている。
市教委は弁当か給食を選ぶことができる選択性導入を軸に検討する予定で、来年度は選択性を導入している自治体を視察するなどして原案作りを急ぐ。
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