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どぶろく特区 仕込み始まる 来月20日ごろに第1号

2010年01月29日

 鳥取県内初のどぶろく特区・伯耆町福岡の上代(かみだい)醸造場で28日、待望の仕込み作業が始まった。製造販売を行う上代(住田圭成社長)の社員が早朝から地元産の蒸した酒米を麹(こうじ)や酵母などと混ぜ合わせた。2月20日ごろには第1号のどぶろくがお目見えする。価格は720ミリリットルで2100円(税込み)。約300本が出来上がる。

麹、酵母などが入ったタンクに蒸した酒米を入れ、仕込み作業を進める社員ら=28日、伯耆町福岡

 仕込み作業は「初添(はつぞ)え」と「留添(とめぞ)え」と呼ばれる二段階で行われる。この日は出雲市美野町で酒造りに携わる出雲杜氏(とうじ)の池尻寛市さん(74)が立ち会い、初添えに取り組んだ。

 社員は地元産の酒米22キロを約1時間蒸した後、棚に移して温度を20度程度まで下げると、酵母と麹、水が入った小型タンクに入れ、材料がなじむようにゆっくりと混ぜ合わせていった。混ぜた酒米は2日ほど酵母を培養した後、大型タンクに入れ替えさらに酒米などを加える。

 初回の仕込み量は約230リットル。仕込みは随時行い、年間約2千リットルを製造する。どぶろくは醸造場のある上代で販売するほか、地区内の農家食堂「かあちゃんそば」でも提供する。

 作業を終えた住田社長は「出来上がるのが待ち遠しい。みんなで造った味を早く口にしたい」と完成を待ちわびていた。

 同地区では、かつて造り酒屋があったことやそばを栽培していたことを背景に、昨年冬にどぶろくとそばによる地域活性化策が持ち上がり、特区申請や現在使われていない二部小福岡分校校庭への醸造場整備など生産・販売体制を整えてきた。



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