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風刺効いた作品群 妖怪川柳コン発表

2010年02月17日

 妖怪を切り口にした「妖怪川柳」のコンテスト結果が16日、鳥取県境港市内で発表された。4回目の今回は47都道府県の1626人から世相を反映して風刺を効かせた5191作品が寄せられた。大賞の水木賞には、不況で国民の生活が苦しくなっている様子をとらえた同市在住、団体職員の女性(51)による「貧乏神 居座り続けて 家族面」が輝いた。

パネルを持って妖怪川柳の10傑を発表するねこ娘=16日、境港市竹内団地の夢みなとタワー

 同コンテストは市観光協会が昨年11月から2カ月間、インターネットや水木しげるロード近くに新設した投句箱などで募集。応募数は過去2番目に多く、最年少は5歳で最年長は95歳。地域別では東京都の664作品が最多で、鳥取県は297作品。三重県の高校から約280作品の応募もあった。

 水木しげるさんら8人による選考で10傑などが決定。揺れる政界や首相の動向を皮肉ったもの、毛むくじゃらの「毛羽毛現(けうけげん)」やさらった子どもを自分の子として養育する「姑獲鳥(うぶめ)」など妖怪の特徴をつかんだもの、米子鬼太郎空港愛称化の動きをとらえたものなどバラエティーに富んだ作品が選ばれた。

 同協会ホームページで、10傑のほか水木さんと桝田知身・同協会長が選んだマイベストテンが紹介されている。

《第4回妖怪川柳コンテスト10傑》
【水木賞】
貧乏神 居座り続けて 家族面(香)

【境港商工会議所会頭賞】
妖界は 水木政権 ゆるぎなし(ノーチェンジ)

【境港市観光協会会長賞】
床屋代 浮かし続けて 毛羽毛現(けうけげん)(ハゲオヤジ)

【水木しげる記念館館長賞】
国産は いい音(ね)だったと 小豆とぎ(火の車)

【水木しげるロード振興会会長賞】
振動を 家鳴(やな)りのせいに する新婚(中年やまめ)

【米子鬼太郎空港愛称化キャンペーン賞】
愛称が 鬼太郎空港 客が増え(ANAかしこ)

【夢みなとタワー館長賞】
ねこ娘 トラの代打で 福招き(トラおばば)

【名物料理を作る会会長賞】
少子化で 姑獲鳥(うぶめ)もさらう 子供なし(あきけん)

【みんなで選ぶ境港の水産加工大賞賞】
いそがしも ともに寝そべる お正月(汐海岬)

【妖怪神社賞】
すねこすり セレブ母から 鳩(きゅう)(九)億円(美桜パパ)

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