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事件状況 多くの共通点 死亡の矢部さん、円山さん
鳥取県の連続不審死で、若桜町のトラック運転手、矢部和実さん=当時(47)=と鳥取市吉成、電器店経営、円山秀樹さん=当時(57)=が死亡した状況や背景には、多くの共通点がある。捜査関係者によると、強盗殺人容疑で逮捕された同市福部町湯山、上田美由紀容疑者(36)は依然、黙秘を続けている。捜査本部は、両事件の類似性を重視。立証を補強する有力材料とする考えとみられる。共通項をまとめた。
■トラブル
上田容疑者は、矢部さんに270万円の借金があり、再三返済を求められていた。円山さんには電化製品の購入代金約123万円を支払わず、トラブルになっていた。矢部さんには借用書を、円山さんには支払いに関する“誓約書”を渡していた。捜査本部は、殺害動機を返済や支払いを免れるためとしている。
■睡眠導入剤
2人の遺体からは、睡眠導入剤など複数の薬物成分が検出された。これらは上田容疑者が処方を受けたり知人から譲り受けたりした薬の成分と一致した。解剖結果で2人の胃には死亡直前に食べた物があり、食品に薬物を混入する手口で服用させた可能性がある。
■水 死
2人とも死因は水死だった。矢部さんは海で、円山さんは川で。薬物の服用で意識が混濁し、ほとんど抵抗できない状態だったとみられる。川は、上田容疑者がよく通った料理店へ行く途中にある。海は上田容疑者の出身地の町内。いずれも土地勘があったとみられる。
■同居男の証言
上田容疑者と同居していた男(46)=詐欺罪などで起訴=が弁護士に語った話では、上田容疑者は両事件とも、犯行前後に男を現場に呼び出した。円山さんのケースでは、現場へ連れて行かせ、犯行後に再び男を呼び、運転させて帰った。矢部さんの場合にも連れ帰ってもらっている。
どちらの事件の際も上田容疑者は服がぬれ、2人の男性と「もみあいになった」という趣旨の話を男にした。「服を着替えたい」と言って、現場を離れるよう促した点でも共通している。
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