ローカルニュース
若松葉、自主禁漁の必要性 ズワイガニ、雄が減少
2010年03月29日
鳥取県水産試験場(増田紳哉場長)の研究員が今後の漁の見通しなどを説明する境港地区漁海況連絡会議が25日、境港市昭和町のみさき会館で開かれた。ズワイガニについては雄の資源が減っていることから若松葉の自主禁漁の必要性が示され、昨年不漁だったクロマグロについても大型魚が少なく、前年並みの水揚げになる見通しが示された。
|
| 境港でのクロマグロの測定の意義を説明する金岩講師=境港市昭和町のみさき会館 |
志村健研究員はズワイガニ漁の見通しについて「雌は前年を上回るものの雄は資源が減少していると考えられる。あと1年で松葉ガニになる若松葉については自主禁漁を考えるとき」とした。
また、漁場開発室の氏良介室長は前年のクロマグロの不漁の原因を「これまで漁獲の主体だった3歳魚が減り、5〜8歳魚もほぼゼロ。3歳魚は他でも漁獲されておらず、資源が減っているのに加え、えさとなるスルメイカが少ないことも影響している」と分析し、今年の漁についても「3歳以上が前年以上だとしても、4歳以上の漁が期待できない。30〜60キロを中心に、100キロ以上が混ざる程度ではないか」として不漁になる見通しを示した。
このほかスルメイカやハタハタは少なく、マアジ、マサバ、アカガレイなどは前年並みとされた。
連絡会議では同試験場とともに境港で水揚げされるクロマグロの計測を続けている東京農大の金岩稔講師と水産総合研究センター遠洋水産研究所の竹内幸夫室長が講演。金岩講師は境港での体長測定などを「科学的な資源管理に貢献していることで国際市場の評価を得られる」などと高く評価した。
また竹内室長はクロマグロの規制について「大西洋クロマグロの次に狙われるのは太平洋クロマグロかも。今から備えておかなければならない」とし、信頼性の高い漁獲統計を続けることやマグロの幼魚・ヨコワの捕り控えなどを主張した。
ローカルニュース
|
||||

ご購読お申し込み


