ローカルニュース

成人への決意新たに 県内10市町村で成人式

2012年01月04日

 鳥取県内の10市町村で3日、成人式が開かれ、各会場は色鮮やかな晴れ着やスーツに身を包んだ新成人であふれた。今年は東日本大震災後初めての成人式。景気低迷や雇用環境の悪化など暗い話題が渦巻く中での成人式となったが、大人の仲間入りを果たした新成人らは「自分たちが日本を元気にしたい」などと若者らしく語り、社会の一員としての自覚を新たにした。県内では境港市など6市町が8日の開催を予定している。

晴れ着やスーツ姿で一斉に会場に入る鳥取市の新成人=3日、同市のとりぎん文化会館

鳥取市

 鳥取市のとりぎん文化会館で開かれた同市の成人式には新成人2068人のうち約1750人が出席。新成人による実行委員会が企画した景品抽選会が行われたほか、式典では東日本大震災の被災地支援に派遣された同市企業立地・支援課の鳥飼悟主事が被災地の現状などを報告。同市出身の女優で、成人を迎えた瀧本美織さんも晴れ着姿のビデオメッセージを寄せた。

 式典では竹内功市長が「一番大事なのは自分に責任を持つこと。夢に向けて一歩一歩努力を重ねてほしい」と新成人を激励。式実行委員長の竹本康平さん(20)=鳥取短大2年=が「東日本大震災で多くの人が亡くなり、街が崩壊した。被災地のために何ができるかを考え、日本の子どもの将来を守れるよう努力したい」と新成人を代表し抱負を述べた。

八頭町

 八頭町富枝の八東体育文化センターで開かれた成人式には、250人の新成人が出席。平木誠町長は昨年の東日本大震災にふれ「戦後最大の国難に直面しており、心一つに乗り越えることが大切。ふるさとへの愛着を持って積極的にまちづくりにも参加してほしい」と呼び掛けた。

 続いて新成人3人が「はたちの決意」を表明。山崎麻未さん(19)=同町福本=は「大人の仲間入りを果たし、今まで以上に自分の言動に責任を負うことになる。育ててくれた両親や祖父母、すべての人に感謝したい」と述べた。

倉吉市

 倉吉市の成人式は新成人551人のうち426人が出席して倉吉市駄経寺町の倉吉未来中心で行われ、同市出身のサックス奏者・MALTAさんによる記念公演などで新成人を祝った。

 式典では石田耕太郎市長が昨年の震災などに触れ、「みなさんが今あるのも多くの人の支えがあったから。多くの人と出会い、豊かな人生を歩んでほしい」と激励。新成人を代表し、医療技術専門学校で学んでいる水谷晴香さん=同市丸山町=らが「震災では多くの人が不自由を強いられながら前向きに生活している。わたし自身も自分に何ができるかを胸に刻み、前向きに生活して作業療法士になりたい」と決意を述べた。

 また、中学時代の恩師らのビデオメッセージが紹介され、新成人たちの笑いを誘った。

米子市

 米子市の成人式はJR米子駅前の米子コンベンションセンターであった。対象者は過去2番目に少ない1549人(昨年12月5日現在)で、このうち約1300人が出席した。

 野坂康夫市長が「若いパワーは社会の大きな財産。失敗を恐れずに挑戦してほしい」と呼び掛け、新成人代表の荒浜敬信さんが「多くの人に支えられて成長した。大好きな米子に恩返ししたい」と決意を新たにした。

 式は新成人24人が実行委員会をつくって企画。卒業した中学校の恩師や校舎などがスライドで上映されたほか、新成人となった同市出身のプロ格闘家、世川武尊さんがミット打ちを披露した。



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