2017年2月17日

雪に埋もれた若桜氷ノ山の集落 雪との格闘続く

 10~12日に鳥取市を襲った積雪90センチを超える記録的な大雪にその後も多くの市民が難儀しているが、山深い集落にはその2倍以上の多量の雪が降り積もった所もある。16日になっても屋根にはもっこりと雪が残り、連日住民たちの雪との格闘が続いている。

 「かいてもかいてもなくなりません。こんなのは生まれて初めて」。若桜町※米。屋根を覆う2メートル以上の雪を前に、山根裕治さん(30)は「雨が降ると雪が重くなって危ないし、今度は凍って取れなくなる。少しでもかいておかないと」。雨予報の17日に備え、必死に雪をかき続けた。

 15日には集落の30人で※米神社の雪下ろしを行い、16日にかけて重機を使って雪に埋もれた生活道路を通すなど、集落を挙げて雪の対応に追われた。「例年の倍。屋根が反っている家もあるし、独居の高齢者が心配」と山根さん。

 12月は雪不足に苦しんだ同地区のわかさ氷ノ山スキー場は、15日に370センチの積雪を記録。雪崩の危険があるとして、五つあるリフトのうち二つを13日から止めている。そのうち一つは18日に様子を見ながら再開予定という。

 「33年前の大雪の雪崩でリフトも民宿もつぶれた経験があり、恐怖感がある」とは、アルパインゲレンデを経営する若桜観光の山根政彦社長(54)。「春スキーは十分楽しんでもらえる量だが、これくらい降るとお手上げ」と話した。

(藤田和俊)

 ※は券の刀が旧