2017年3月2日

お嬢サバ、県内で初の試験販売 来春出荷へ市場調査

 JR西日本は、鳥取県と共同で陸上養殖したマサバ「お嬢サバ」の試験販売を県内で初めて実施する。従来市場調査を担ってきたサバ料理専門店に加え、県内の店舗やJR西グループのホテルも姿造りやすしを期間・数量限定で提供し、来春の出荷に向けて市場性を検証する。「サバの日(3月8日)」の語呂合わせで8日から4月末ごろまでの予定。

 これまで3度の試験販売では、「※や」(大阪府豊中市)が展開するサバ料理専門店「SABAR(サバー)」で計約800匹分を売り上げた。来店者の間では「臭みがない」などサバのイメージが変わったとする声が多い。右田孝宣社長(42)は「生で食べることへの関心が高く、一気にブランド化した印象」と手応えをつかんでいる。

 8日は正午からJR大阪駅ですしを販売し、お嬢サバをPRする。取扱店は※やの国内外8店舗に加え、ホテルグランヴィア京都(京都市)内の日本料理店「浮橋」、鳥取県内では「ぎんりん」グループ(村上亜由美代表)の鳥取市と岩美町内の4店舗など。県内での提供は姿造りのみ。

 お嬢サバの養殖は6月から始まる計画で、JR西が岩美町大谷の網代漁港に施設を整備している。生食には不向きなサバだが、地下海水で育てることで食中毒の原因となる寄生虫が付きにくく、生のままで提供できるのが特長だ。

 県水産課は「地元の人にも食べてもらい、陸上養殖の産地として力を付けていきたい」としている。(今岡浩明)

 ※は鯖の円が月