2017年3月20日

大雪で延期開催 倉吉・長谷寺「牛玉授け」

 鳥取県倉吉市仲ノ町の長谷寺(奥野寛應住職)で18日深夜、江戸時代から続く伝統行事「牛玉(ごおう)授け」が行われ、善男善女100人が集まり、一年の福をもたらすとされる“福木”を一斉に奪い合った。

 五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛を祈願する牛玉授けは、例年は2月に行われる行事だが、大雪のため1カ月延期して営まれた。

 午後10時の合図と同時に、奥野住職らが高さ5メートルの梁(はり)の上から「ごおーう、ごおーう」の掛け声とともに「一年間の福をもたらす」といわれる“福木”12本を次々に投下。待ち構えていた人たちはもみ合いになりなが一斉に手を伸ばし、福木を奪い合った。

 最も御利益がある最後の福木「乙(おと)」を手にした湯梨浜町田後の加嶋展喜さん(10)=泊小4年=は家族と訪れた。「5歳の時から参加して、初めて福木を取った。桜ずもうで優勝を狙っているので、いい励みになった」と喜んだ。(池田悠平)