2017年4月20日

1万人超の宿泊効果 訪日客向けコナンミステリーツアー

 推理を楽しみながら列車などで鳥取県内の観光地を巡るJR西日本の訪日外国人向けの「名探偵コナン鳥取ミステリーツアー」は、2016年4月~今年2月の開催期間中、専用パスを計5912枚販売したことが19日、分かった。16年の鳥取県内の外国人延べ宿泊者数は9万6920人だが、ツアー参加者は県内で平均2泊していることが判明。同ツアーが県内で1万人を超える宿泊効果を生み出した計算になる。

 同日、米子市内で開かれた同ツアー実行委員会(会長・平井伸治知事)の総会で報告された。

 パスは、東浜駅(岩美町)-出雲市駅(出雲市)間の列車と路線バスが3日間乗り放題の「鳥取パス」(4千円)、同区間と関西空港との間が5日間乗り放題の「関西鳥取パス」(1万2500円)の2種類。県内5カ所のポイントを回り、謎解きをする。販売先は、韓国45%▽台湾29%▽香港21%▽タイ5%-だった。

 実行委による参加者へのアンケートで「平均2泊」の実態が分かったほか、ツアーがなければ鳥取県に旅行しなかったという参加者は約63%に上り、事務局は「誘発効果は大きかった」と総括。平井知事も「『コナンの県』として知名度が上がった」と語った。

 コナンツアーは、JR西管内で毎年開催される人気企画で、17年は山口県で開催する。鳥取県内では15年4~11月に国内向けのツアーが企画され、計1万2325枚のパスを販売した。(井上昌之)