2017年9月12日

鳥大工学部3度目V 日本鋼橋模型製作コンペ

 8月末に岐阜大で開かれた「日本鋼橋模型製作コンペ」で、鳥取大工学部学生チーム(6人)が総合優勝を果たした。14、15年に続き3度目の優勝で、関係者は喜びに沸いている。

 大会には、京都大など全国の大学や専門学校から19校21チームがエントリー。材料に鉄のみを使い、鋼橋模型の設計や製作、架設に至る全ての工程を通じ、「構造」「架設」「美観」の部門においてそれぞれポイント制で競う。300キロの負荷に耐える構造や制限時間内に架設を組み立てる高い技術力が要求される。

 6回目の出場となる鳥取大チームは昨年、300キロの負荷に耐えきれずに鋼橋が崩れ落ち、涙をのんだ。今年こそはと昨年に続き、桁部分に細長い部材を両端で三角形につなぐ構造を繰り返す「トラス形式」と呼ばれる工法で出場。見事に構造部門で優勝し、架設部門でも2位に入った。

 メンバーらが一丸となり、4月から構造計算や架設練習など、入念に準備を進めた。「軽く・速く・強く」をコンセプトに、これまでの失敗経験などを生かし、溶接部分を広げて強度を上げたり、橋の重量が軽くなるように設計した。

 出来上がった鋼橋模型の名称「ヤジロ橋」は「やじろべえ」から名付けた。大きさは幅約4メートル、奥行き約80センチ、高さ70センチで左右非対称だが、バランスが取れるよう接合部にT字型の特殊加工を施し、他チームに比べても群を抜いて軽量化(約20キロ)されている。

 メンバーのほとんどがものづくりは初めてで製作に苦労したという。宮内芳維キャプテン(21)は「雪辱が果たせてうれしい。次は史上初の3連覇を成し遂げたい」と力強く語った。(増井賢一)