2017年9月18日

台風18号、各地で浸水被害 県内 交通機関乱れる

 台風18号の影響で鳥取県内は17日夕方から風雨が強まり、倉吉市が市内全域の2万622世帯、4万7896人に避難勧告を出したほか、県と鳥取地方気象台は鳥取市など県東中部の2市10町に土砂災害警戒情報を発令。各地で浸水被害が出ている。18日にかけて大雨が予想され、各自治体は自主避難所を開設するなどして警戒を強めた。

 各地で強い雨に見舞われ、岩美町岩井では午後8時42分までの1時間に観測史上最大となる68ミリの非常に激しい雨を観測。鳥取市鹿野町の同時刻までの24時間雨量は202ミリに達した。

 県によると同日午後2時現在、11市町が計53カ所の自主避難所を開設。6市町で高齢者ら18世帯19人が避難した。北栄町で避難した女性(79)は「(昨年の)鳥取中部地震で壊れた屋根は修理したが、1人暮らしで不安」と話した。

 交通機関も大きく乱れた。JR米子支社のまとめでは、同日午後2時半までに同社管内の山陰線や因美線、伯備線の計6路線で運転を取りやめ。特急52本と快速22本、普通187本の計261本が運休し、約1万8千人に影響した。

 空の便は、米子空港を発着する羽田便が5便欠航したほか、米子-ソウル便も欠航。鳥取空港を発着する羽田便も3便が欠航となった。

 国土交通省鳥取河川国道事務所は、雨量が規制値を超えたため鳥取自動車道の智頭IC(インターチェンジ)-河原IC間を全面通行止めとしたほか、片側規制していた智頭町市瀬の国道53号智頭トンネルも全面通行止めにした。

 鳥取地方気象台によると、台風の影響は18日も続く見込みで、午後6時までの24時間の降水量は多い所で200ミリ、最大瞬間風速は陸上で35メートル、海上で40メートルと予想。引き続き土砂災害や河川の氾濫、浸水害、高潮などに警戒を呼び掛けている。(取材班)