2017年9月19日

実信が現役引退 「育ててくれた山陰に感謝」

 ガイナーレ鳥取で11年間プレーし「ミスターガイナーレ」の愛称で親しまれた実信憲明(37)が18日、所属する中国リーグ松江シティで引退会見を開き、「選手として育ててくれた山陰に感謝」と涙交じりにあいさつした。

 実信は大学卒業後に当時JFLのガイナーレに入団し、MFとして活躍。2007年からプロ契約を結び、背番号10をつけて10年のJリーグ参入に貢献した。14年季から松江に移籍し、今月11日に今季限りでの引退を表明していた。

 この日はホームの松江市営陸上競技場で中国リーグの最終戦が行われた。今季初のベンチ入りを果たした実信は4-2で迎えた終了間際に出場し、全盛期を思い出させる正確なロングパスを披露した。

 試合後の引退セレモニーでは、スタンドから「ありがとう」などとねぎらう声が上がった。ガイナーレで着用した背番号10のユニホームを掲げるサポーターもいた。

 実信は「15年間、プレーできたのは鳥取、松江の両チームのサポーターのおかげ。本当に幸せだった」と笑顔で語り、ピッチを後にした。引退後の進路については明言しなかったが、指導者の道を目指す意向。(椎葉直)

 さねのぶ・のりあき 1980年5月7日生まれ。広島県出身。東農大から2003年、当時JFLのSC鳥取に入団。13年までプレーし、14年に中国リーグの松江シティに移籍した。16年からはコーチ兼任。JFL通算227試合出場32得点、J2通算100試合出場12得点。165センチ、60キロ。

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