2017年9月30日

防潮扉盗まれる ステンレス製、琴浦町内で5件

 鳥取県琴浦町内の海岸で、護岸道路の防潮扉5枚が相次いでなくなっていることが分かり、県中部総合事務所県土整備局は盗難事件とみて警察に届け出た。同局維持管理課は、チェーンを付けるなどの再発防止策をとり新しい防潮扉を設置する方針だが、1枚100万円程度かかるため、苦虫をかみつぶしている。

 防潮扉は海岸線の随所にあり、同町内には33枚が設置。高潮などの被害を軽減する防潮堤に出入り口として付けられ、維持管理の必要施設となっている。

 なくなった扉は、縦・横約1メートルのステンレス製。大人2人でも持ち上がらないほどの重さという。扉がなくなると高波が来た場合、波が護岸を越える恐れがある。

 県によると、気付いた住民から最初に通報があったのは8月25日。八橋地区の1枚がなくなっていた。その後、9月15日ごろまでに、同地区の3枚と赤碕地区1枚も新たになくなり、被害は計5枚に上った。

 県は台風シーズンに備え、大型土のうを置いて応急措置。住民も木製の扉を取り付けるなどで対応した。

 被害現場の近くには、民家はあるが夜は暗く人通りはほとんどない。(佐伯健二)