2017年10月2日

大山の名所、秋支度 江府・かやぶき小屋

 国立公園・大山の南壁を望む鳥取県江府町御机にあるかやぶき小屋で1日、県内外から集まったボランティアがふき替え作業に汗を流した。今月末ごろには作業が完了する見通しで、紅葉した景色との眺めが楽しめる。

 地元の観光協会が企画した体験会に、広島や島根などから家族連れや職場の同僚など約40人が参集。屋根に上がり、職人の手ほどきを受けながら、1メートルの長さに切りそろえられたカヤの束を屋根の上で一度ほどき、均等な厚さになるように屋根に敷き詰めていった。

 出雲市大社町の会社員、烏田一美さん(47)は「大山や烏ケ山に登るのが好きで、何か役に立てないかと思い参加した。カヤをきれいにそろえないと雨が流れないという話を聞き、作業の大変を実感した」と話した。

 ふき替え作業は10年ごとに行われており、約5トンのカヤを使う。小屋は約80年前に建てられた農機具小屋で、大山南壁を望む棚田の中にたたずむ景色が多くの写真や絵画ファンに親しまれている。(高※正範)

※は土ヘンに谷