2017年10月4日

倉吉の文化力 感じて 倉吉博物館で復興祈念展

 鳥取中部地震から1年の節目を迎えるのに合わせて3日、倉吉博物館で復興祈念展「華が咲く」(倉吉市教委主催)が開幕した。同市名誉市民で人間国宝の大坂弘道氏=東京都在住=が寄贈した作品をはじめ、絵画や陶芸、倉吉絣(がすり)など工芸作品を多数展示している。29日まで。

 多くの人に倉吉の文化力を感じてもらおうと開催。開会式では石田耕太郎倉吉市長が「倉吉博物館には、これだけ素晴らしいものがあると改めて感じていただける催しとなれば」とあいさつ。関係者らが復興を祈念し、テープカットした。

 会場には、大坂氏が今年8月に新たに寄贈した黒柿蘇芳染雲鳥文嵌荘螺鈿香方容(すおうぞめうんちょうもんがんそうらでんこうほうよう)「須彌ノ園(しゅみのその)」など6点を含む計22点を展示。県指定文化財の五百羅漢図(定光寺蔵)、福田豊氏の木工や山本浩彩氏の陶芸作品、倉吉絣、生誕120年を迎える河本緑石についても紹介している。

 同館は地震で多数の遺跡の出土品などが破損する被害があったが、考古学展示室の壁を作り替え、8月1日に再開館した。(加嶋祥代)