2017年10月7日

かぐや姫想像した記憶 船岡竹林公園に空間芸術

 鳥取県八頭町西谷の船岡竹林公園を舞台としたインスタレーション(空間芸術)「かぐや姫・やわらかなひかりの記憶~月夜の夢に耳をすまして~」が7、8両日に行われる。同町出身で愛知県高浜市の華道家、内藤満里子さん(69)が演出。「かぐや姫を想像していた小さな頃の記憶を思い起こしてほしい」と話す。

 命のつながりや昔の記憶に思いを寄せてもらう狙い。同公園の竹林スペースで行う。「私たちが小さい頃にはテレビもそんなになく、明かりも少なかった。想像することが多い時代」と内藤さんは言う。

 愛知県と八頭町で集めた約260枚の手拭いを赤い糸で縫い合わせて歩道を飾る。「赤は命の色。家族の歴史、地域性や時代性を感じてもらいたい」。竹を赤色のひもでつないだ作品や、光の当たり方で見え方が変化するガラスの筒を使った作品が竹林を彩る。

 竹の中に入れた発光ダイオード(LED)電球を光らせ、かぐや姫を想像させる演出(7日午後5時半から)も。音楽ライブや地元の福井荒神太鼓の演奏、内藤さんのギャラリートークも予定している。

 地域づくりを考える一般社団法人SENRO(西村昭二代表)が主催。内藤さんはこれまで、鳥取県指定文化財「三百田氏住宅」(若桜町)や古民家「太田邸」(八頭町)、廃村となった柿原集落(同)でもインスタレーションを行っている。(藤田和俊)