2017年10月13日

「宇宙桜」を「天女桜」に 湯梨浜町に苗木贈呈

 宇宙を旅した桜の種から育った「宇宙桜」の苗木が9日、高知県仁淀川町(大石弘秋町長)から鳥取県湯梨浜町に贈られた。湯梨浜町は「天女桜」と名付け、同町が取り組む「天女のふる里づくり」や鳥取中部地震復興の象徴として活用していく。植樹は、来年2月に同町松崎の桜コミニュティ施設で行われる。

 同町が昨年制定した「天女の日」(10月24日)を記念し、同町龍島の中央公民館で開催した「未来につなぐ!ゆりはま宇宙桜のつどい」の中で、授与式が行われた。贈られた苗木は2008年、宇宙飛行士の若田光一さんと一緒にスペースシャトルに乗った仁淀川町にある樹齢500年の「ひょうたん桜」の種から発芽したもので、全国に6本ある宇宙桜の一つ。発芽した桜は「きぼうの桜」事業として、全国の被災地などに復興のシンボルとして植えられており、山陰では初となる。

 式では仁淀川町の片岡広秋副町長と竹本雅浩教育長から宮脇正道湯梨浜町長へ目録が手渡された。また、東郷小6年生40人が「きぼうの桜」を合唱して祝い、宇宙飛行士の山崎直子さんからのビデオメッセージも流された。宮脇町長は「植えることが目的ではなく、育て守り、千年先まで世代を超えて伝えていくことが大切」と強調した。

 会場では、同事業を展開するワンアースの長谷川洋一代表が記念講演し、宇宙食の試食も行われた。(池田悠平)