2017年10月22日

“福興”大空に舞う 鳥取中部地震1年でセレモニー

 鳥取県中部で最大震度6弱を観測した地震から21日で1年となった。倉吉市内では、震災を乗り越える被災地の元気を全国に発信する「福興(ふっこう)祭」が盛大に開かれ、復興セレモニーで平井伸治県知事らが多くの支援に感謝しながら「復興から福興」に向けての決意を表明。地震が発生した時刻に合わせ、大勢の参集者が“福興”の願いを込めた色とりどりの風船を大空に放った。

 市緑の彫刻プロムナード公園特設ステージであったセレモニーでは、平井知事がこの1年間を総括。「地震で学び、培ったことを土台に、しっかりと未来に向かって歩んでいかなければならない」と呼び掛け、節目を契機に「幸福の福興を成し遂げていくことを誓いたい」と力強く語った。

 続いて、被災した中部5市町を代表して、石田耕太郎倉吉市長が「元に戻るだけの復興ではなく、プラスになる復興を進めていきたい」と述べ、福興の実現を約束した。

 ステージでは、復興支援者への感謝状贈呈と自主防災組織の知事表彰があり、復興支援としてキリンビールから寄付金130万円が贈られた。

 中学生の地震体験発表や幼稚園、保育園児によるパラバルーンや合唱の披露もあり、最後に参集者が「10・21」にちなんだ1021個の風船を大空に向けて飛ばし、早期の福興を祈った。(前田雅博)