2018年1月5日

たおやか「女踊り」 朝ドラ登場に合わせ新演目

 島根県安来市古川町の安来節演芸館の演目に4日、どじょうすくい女踊りがお目見えした。大正時代の大阪の寄席を舞台にしたNHK連続テレビ小説「わろてんか」で6日まで2週にわたって「安来節乙女隊」が登場するのにちなんだもので、ひょうきんな男踊りとはひと味違うたおやかな踊りで来館者を楽しませた。3月31日まで。

 どじょうすくいの女踊りは、大正初期には現在と同じ衣装や振り付けで成立し、戦前戦後は男踊りと共に人気があった。

 年末年始の休館明けのこの日、安来節保存会員の岩佐光恵さんと入江訓子さんのペアがざるを手に、姉さんかぶり、かすりの着物、赤い前掛け、たすき姿で唄と鳴り物に合わせて女踊りを優美に披露。客席から盛んな拍手を浴びた。

 岩佐さんらは「『わろてんか』で女踊りが取り上げられたことで、安来節が今まで以上に広まっていくと思う。一生懸命練習しなければ」と話した。

 家族5人で出雲大社参拝の帰りに訪れた愛知県犬山市の主婦、永田綾さん(35)は「女踊りは身のこなしがきれいですてき」と話し、親子でどじょうすくい男踊りも舞台で体験して笑顔だった。

 安来節保存会によると、1日4回の公演(各30分)全てに従来の唄や銭太鼓、男踊りに加えて女踊りを組み入れ、会員が交代で出演するという。(酒井建治)