2018年2月4日

「問いかける力」新聞で 東京でフォーラム

 新聞を活用した教育を考える「NIE教育フォーラム」(日本新聞協会主催)が3日、東京都千代田区で開かれた。「読む力で育む学び」をテーマに、問題を見つけ解決する力の付け方などについて報告が行われた。

 慶応大教授の倉田敬子さんは「大学生と情報リテラシー」と題して基調講演。レポートが書けない大学生が増えていることについて「何が問われ、どこに解決の糸口があり、どんな情報を探せばいいのか分からない」「ネット検索や情報に依存」と分析した。

 情報リテラシーはコンピューターを使いこなす能力と誤解されがちだが、「本当は自ら問いかけ、あらゆる情報源から主体的・効果的に探索する能力。過去の情報が蓄積され、主張の異なる報道を批判的に読み比べられる新聞は、教育の素材として素晴らしい」と語った。

 学校現場からの報告では、清教学園中・高校(大阪府河内長野市)の学校図書館長、片岡則夫さんが「調べたら新聞の購読家庭は半分、日常的に読む生徒は4分の1だった。興味ある記事なら生徒は喜んで読むが、記事と出合う機会が少ない。ぜひ子ども向けの新聞データベースの提供を」と提案した。(萩原俊郎)

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