2018年2月10日

県内最大メガファーム 「みんなの牧場」竣工

 鳥取県内最大のメガファーム「みんなの牧場」(鳥取市国府町美歎)の竣工(しゅんこう)式と内覧会が9日、現地で開かれた。関係者ら約80人が出席し、バイオマス発電設備や効率の良い搾乳装置を備えた大規模酪農場の完成を祝った。

 2015年に設立された「みんなの牧場」

(岡本郁久社長)が運営。酪農家の減少や生乳生産量の低下に歯止めをかけようと総事業費約27億円をかけて整備した。4ヘクタールの敷地に牛舎4棟を備える。

 15日に最初の牛30頭を導入し、来年10月までに成牛600頭、育成牛350頭の飼育を計画している。社員数は20人に満たず、少人数で効率的に搾乳するための装置「ロータリーパーラー」を採用。直径16メートルの巨大な円形の設備は10~20分で1回転し、一度に50頭から搾乳できる。年間4500トンの生乳生産を目指す。

 牛の排せつ物は集積してバイオガスへ転換。発電した電気は中国電力に売電する。ガス生成後のふん尿は「液肥」として利用し、資源循環型の農業を実践する。

 同社の鎌谷一也会長は「TPP(環太平洋連携協定)など畜産を取り巻く環境は厳しいが、10年、20年先を見越して運営していきたい」と力を込めた。