2018年6月19日

食材注文キャンセルも 県内の物流・観光業にも影響

 大阪府北部を震源とする地震による交通の乱れは、一時的とはいえ鳥取県内の企業の物流や旅行者の流れに影響した。

 圧着端子製造などを手掛ける大同端子製造(鳥取市南栄町)は関西以東へ送る荷を陸路便から航空便などに切り替えた。午後からは物流網も回復し始めたが、同社では「しばらく余震の恐れもあり、終わりが見えない」と気を引き締める。

 婦人用インナーなど製造販売のトリーカは大阪府茨木市に営業拠点の本社がある。大山工場(米子市淀江町)によると、午前10時の時点で、本社に出社した社員は余震を警戒し屋外で待機。約30人の本社社員はいずれも無事が確認された。県内4工場の操業に特段の影響はなかった。

 クロマグロの水揚げが18日再開された境漁港。関西の高速道路が一時通行止めになり、マグロの発送や受注に一部影響が出た。仲買関係者によると、関西の量販店などでは、片付けや客足の減少を見込み、同日の注文を急きょキャンセルしたり、翌日の注文の数量を減らす例もあった。

 一方、交通の混乱で足止めを余儀なくされた旅行客も。鳥取市福部町湯山の砂丘会館には、奈良県のグループから「引き返す」と連絡があった。観光客の絶対数が少ない月曜日朝の発生で食材も調達できたが、「週末の発生だったら大変な損害」と胸をなで下ろした。(取材班)