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2009秋季鳥取県高校野球
 
回顧 倉吉東など中部勢躍進
2009年9月29日の紙面から

コールド、失策多さ目立つ

倉吉東は粘り強い野球で接戦を制し、10年ぶり4度目の優勝を飾った=倉吉市営野球場
 倉吉市営野球場を主会場に行われた「秋季鳥取県高校野球大会兼第113回秋季中国地区高校野球大会鳥取県予選」は27日、全日程を終了した。エース北田純を中心に粘り強い野球で接戦を勝ち上がったシード校の倉吉東が秋10年ぶり4度目の優勝を飾って大会の幕を閉じた。4強のうち3校が中部勢、決勝も倉吉東−倉吉北と中部勢が大躍進し、これまでの東部勢優位の情勢を塗り替えた。

 優勝した倉吉東は高い投手力に加え、2試合で逆転勝ちするなど逆境をはね返す精神的な強さを見せて頂点に立った。エース北田純は4試合すべてを投げ抜き、防御率0・73。140キロ超のストレートを軸にカーブ、スライダーを織り交ぜ、37イニングで37奪三振。気迫あふれる投球で相手打者に立ち向かい、優勝に大きく貢献した。

 打線はチーム打率2割6分2厘と低調だったが、1番岡本、3番宮下、5番北田純の夏の大会を経験した3人を中心に好機を確実に得点に結び付けた。1年生中心の内野陣のミスが目に付いたが、中国大会までにもう一度鍛え直し、強固な守備で選抜を狙ってほしい。

 準優勝の倉吉北は唯一ノーシードから4強入り。長打力のある攻撃陣と層の厚い投手陣が初戦から力を発揮した。打線は1番の上山が打率5割でチームをけん引。中上は打率4割4分4厘、4打点と4番の重責を果たした。このほか森本、山本らも勝負強い打撃で勢いをもたらした。

 投手陣は左の高塚、右の津守の2枚看板に加え、荒巻、宮川の4人が登板。高塚は内外角を丁寧に突き、津守はキレのある真っすぐと緩い変化球のコンビネーションでテンポの良い投球を見せた。

 3位の八頭は主戦の上川が不調だったが、打線がカバーして中国大会切符をつかんだ。チーム打率3割7分8厘と好調だった打線は毎試合2けた安打を記録。1番坂本、3番壱村、5番中尾の3人が打率5割と当たった。

 上川は初戦こそ零封したが、4試合で16四死球と持ち前の制球力が影を潜めた。立ち上がりの失点も気になった。中国大会では本来の投球を見せてほしい。

 4位の鳥取育英は初戦をコールド勝ち、準々決勝を延長の末に制して中国大会出場を決めたが、準決勝、3位決定戦と投打ともに精彩を欠いた。大会を通じてエース渡辺はまずますの投球だったが、2番手の高浜と2割に満たなかった打線に課題を残した。

 1回戦から決勝、3位決定戦を含む全24試合で総得点203点。コールド試合が1、2回戦で9試合あったが、準々決勝以降は延長戦が3試合と見応えがあった。失策は74個。1試合平均は約3個と多く、1試合4個以上の失策を記録したチームは延べ6チームを数えた。

 倉吉東、倉吉北、八頭、鳥取育英の4校は来春の選抜出場の最終関門となる中国大会(10月24〜26、31、11月1日・どらドラパーク米子市民球場ほか)に出場する。各校とも今大会で見つけた課題を中国大会までに克服し、地元開催の利を生かして選抜への切符をぜひつかんでほしい。


写真グラフ
9月27日の試合決 勝
 倉吉東21倉吉北(延長10回)
3位決定戦
 鳥育英16八 頭(試合終了)
9月26日の試合準決勝
 倉吉東62鳥育英(試合終了)
 八 頭25倉吉北(試合終了)
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